6人組ロックバンドの<山嵐>=(聯合ニュース)
6人組ロックバンドの<山嵐>=(聯合ニュース)
訪韓した日本のロックバンド<山嵐>が、「韓国の観客は非常に情熱的。ソロライブを必ずやりたい」と、韓国への格別な愛情を示した。

 2006年から2008年まで毎年1回訪韓していた彼らは、今回、EBSのライブ番組<スペース共感>に出演するため、14日に訪韓。15日に聯合ニュースとのインタビューに応じた。

 バンドは石井芳明(ドラム)、武史(ベース)、KAZI(ギター)、KOJIMA(ボーカル)、SATOSHI(ボーカル)、YUYA OGAWA(ギター)の6人組。1996年の結成から14年間活動を続け、日本のロック音楽をリードしている。

 14年という短くない音楽歴について、彼らは「長くやっているとほかのアーティストから尊敬されたり、音楽界で認められるようになるが、自分たちの考えは今も最初も変わらない。音楽人生の1つの過程を経ているにすぎない」と淡々と語った。

 2000年にYUYA OGAWAが加入し6人編成となって以来、10年間変わない関係を維持している。秘訣を尋ねると、音楽活動を始める前から、地元の仲間として過ごしてきたため、今では目を見るだけで互いを理解し合える関係だと答えた。音楽の上でも互いの考えを十分に分かち合えるため、まったくトラブルがないという。

 日本では1997年にファーストアルバムをリリースして以来、9枚の正規アルバムを出している。ことし2月に発表したアルバム『PRIDE』が、同月に韓国でも正式発売された。長い準備期間を経て、メンバーそれぞれが思いを込め制作した格別のアルバムだという。海外では初めて韓国で発売することになったが、ファンと同じように自分たちも待ち遠しかったと話した。

 日本の大衆音楽に対しては、いわゆる「チャート音楽」、売れる音楽は多いが、「魂のない音楽をやっているのではないかという思いだ」と、苦言を呈した。

 韓国で数回共演した縁で、韓国のロックバンド<Pia>と親しく交流している。韓国のメタルやヒップホップ音楽は、世界的なトレンドとほぼ差を感じないほどすばらしいと評価し、好きな韓国のミュージシャンに、<ダイナミックデュオ>とともに<BIGBANG>を挙げた。

 今後の目標は、アジアのファンの前で常にライブ公演ができるアジアのスターになることだという。ただ、これは今のメンバーで実現してこそ意味があるもので、好きな音楽を末永く一緒にやっていくことが最終的な目標だと語った。



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