制作報告会で質問に答えるイ監督=23日、ソウル(聯合ニュース)
制作報告会で質問に答えるイ監督=23日、ソウル(聯合ニュース)
観客1000万人を動員した韓国映画『王の男』(2005年)のイ・ジュンイク監督が手掛けた時代劇映画『雲から抜けた月のように』の制作報告会が23日、ソウル・淑明女子大学アートシアターで行われた。
 
壬辰倭乱(文禄・慶長の役)直後を舞台にしたこの作品はイ監督にとって『黄山ヶ原』、『王の男』に続く3作目の時代劇となる。
 
イ監督は、時代劇はやればやるほど大変で、難しく、観客がこの作品に対し「王の男パート2」のような内容を期待するだろうと思うと、大きなプレッシャーになったと振り返った。また、「時代劇は個人より時代と社会像を反映するようになる。時代劇の制作能力が高い国が文化先進国だと信じている」と話した。
 
同作品は、優れた作品性で国内外で認められた漫画家パク・フンヨンの同名漫画を原作とし、ファン・ジョンミン、チャ・スンウォンらが出演。制作段階から期待を集めた。
 
映画は壬辰倭乱直後に混沌(こんとん)の時代を制し、自ら王になろうとするイ・モンハク(チャ・スンウォン)と、彼に立ち向かい世の中を守ろうとする盲人剣客、ファン・ジョンハク(ファン・ジョンミン)の運命的な対決を描く。
 
ファン・ジョンミンはアクション演技より、目の見えないジョンハクをどのように演じるかが大きな負担になったと話した。一方、チャ・スンウォンは同い年の俳優、ファン・ジョンミンについて共演して初めてすごさがわかったとし、「演技は競争ではなく、調和であることを改めて感じだ」と語った。
 
『雲から抜けた月のように』は来月29日に公開される。

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