制作発表会でポーズをとる出演者ら=18日、竜仁(聯合ニュース)
制作発表会でポーズをとる出演者ら=18日、竜仁(聯合ニュース)
韓国MBCの時代劇『同伊』の制作発表会が18日、京畿道・竜仁の撮影現場で行われ、出演者が作品に対するそれぞれの思いと抱負を語った。

ハン・ヒョジュ の最新ニュースまとめ

 まず、第19代王・粛宗の後宮であり、朝鮮第21代王・英祖の生母だった淑嬪崔氏(同伊)を演じるハン・ヒョジュは、「同伊は朝鮮時代の”キャンディ”(日本少女漫画の主人公)と言えるほど、明るくて元気な人物」と紹介した。高視聴率を記録したSBSドラマ『華麗なる遺産』でも、苦難を乗り越えて成功するたくましい女性を演じたハン・ヒョジュは、同伊も明るくて元気な人物なため、何よりだったと語った。

 同伊は、「賤民(社会の最下層の身分)も人間」という夢を抱き賤民地下組織「剣契」の指導者として活動した父親の影響を受けて育つ。奴婢(ぬひ)出身で宮中入りし、監察部宮女として能力を発揮するが、禧嬪張氏(張禧嬪)の計略で危機に陥り、宮を脱出。雑仕女として再び宮中入りし、粛宗の寵愛(ちょう・あい)を受け、後に国民に最も歩み寄ったとされる英祖を生む。

 ハン・ヒョジュは同伊を、「本当に人間的な人物」だと評した。せりふからは時代劇と思えないほどのたくましさが感じられ、明るい性格で難関を突破する姿は力を与えてくれる。シナリオを手にしたときから、そうした魅力に引かれたという。

 『同伊』と主演のハン・ヒョジュに対し、「第2の大長今(宮廷女官チャングムの誓い)」”第2のイ・ヨンエ”誕生に期待が高まっているのも事実だ。ハン・ヒョジュは、視聴率より役に対する負担が大きく、今回の作品は特にそうした気持ちが強いとし、作品でよい結果が出て”第2の大長今”と言ってもらえれば、と語った。

 ハン・ヒョジュは、10代の同伊から王の母となる40代後半~50代までを演じなければならない。「流れ通り、脚本に沿って忠実に演じれば、わたしも自然に成長する契機になるでしょう」と覚悟を示した。

 一方、粛宗役を演じるチ・ジニは、オファーが来たときには本当にうれしかったと話した。劇中では、お忍びで視察に出掛けたり自ら事件解決に乗り出したりと、さまざま姿を披露すると意気込んでいる。チ・ジニは「本当にすばらしい王であるため、ぜひやってみたいと思っていた」と言い、『チャングムの誓い』以来のイ・ビョンフン監督との共同作業に期待を膨らませた。

 張禧嬪役を演じるイ・ソヨンは、ドラマ『天使の誘惑』でのように感情表現の激しい演技を監督に期待されていると伝えた。これまでのように強くて声を張り上げる悪役ではなく、知能的に我慢強く戦う、より怖い役を演じるという。

 仁顕王后役のパク・ハソンもまた、これまでのキャラクターとは別の姿を印象付ける考えだ。資料を読みながら、「仁顕王后も人間なのに、嫉妬(しっと)がないはずかない」と思ったからだ。劇中では頭脳プレーも見せる、自信に満ちカリスマ性を持つ仁顕王后を演じるという。人間的な姿も披露する予定だ。

 また、同伊の父親の死後、剣契の新指導者となるチャ・チョンス役を演じるペ・スビンは、旧正月から撮影を開始し、ひと月で6000キロメートルを走ったと話した。いい映像にしようと全国を駆け巡ったという。視聴者の目を十分楽しませることができるはずだと、自信を見せた。



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