在日韓国人の白竜 ＜日韓ロックフェス＞に出演

在日韓国人で俳優・歌手として活動する白竜が、31日にソウル・西橋洞のローリングホールで開かれる＜日韓ロックミュージシャン＞のジョイントコンサート＜ニューイヤーズワールドロックフェスティバル＞に出演する。公演企画会社が9日に明らかにした。同フェスティバルへの出演はことしで5年目。

　白竜は日本生まれだが、韓国人の父親をもつ在日2世だ。1979年に『アリランの唄』を発表し、ロック歌手として日本芸能界にデビュー。その後、北野武監督の『その男、凶暴につき』『HANA－BI』など200本余りの日本映画に出演した。

　最近では『グッド・バッド・ウィアード』『マリンボーイ』など韓国映画にも出演し、「母国の舞台で活動したい」という夢をかなえた。先ごろ放送が終了した人気ドラマ『アイリス』にもテロリスト役で出演し、強烈な印象を残した。

　白竜は、韓国には優秀な俳優と監督、ミュージシャンが多いとし、韓日の文化を理解する機会を多くつくりたいという気持ちでフェスティバルに参加していると話した。