明洞芸術劇場で16日に行われた記者会見で、演劇祭立ち上げに日本代表としてかかわった鈴木忠志氏は、「演劇祭を始めたのは、日中韓の首脳がともに座ることも難しい時期だった」と振り返った。最近は3カ国が政治的、文化的に共同体を作りさまざまなことをしており、BeSeToがこれに先立ち文化交流をしてきたことを誇らしく考えていると述べた。歴史的に問題のあった3カ国が、共同で対等に主催する演劇祭ということそのものに意味があるとし、単なる演劇のための演劇祭ではなく、「3カ国の希望を演劇を通じ実現しようという演劇祭」だと強調した。
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鈴木氏は16、17日両日に明洞芸術劇場で上演される『シラノ・ド・ベルジュラック』の演出を手がける。
会見には、『東京ノート』(18、19日 大学路芸術劇場)を演出する平田オリザ氏も出席した。同作品は1993年にも『ソウルノート』のタイトルで上演されている。
中国は、上海話劇芸術センターの『秀才と首切役人』(李勝英演出・19、20日 南山芸術センター)、四川省川劇院の『火焔山』(20、21日 明洞芸術劇場)を上演。韓国は、ソウル市劇団が今月9日から11月1日まで、世宗Mシアターで『ダーウィンの亀』(キム・ドンヒョン演出)を上演する。
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