『猟奇的な彼女』(2001)で日本の韓流ブームを後押ししたクァク・ジェヨン監督が、猟奇的な彼女の代わりにサイボーグである彼女を主人公にしたメロ映画を日本でつくった。この作品でサイボーグを演じたのは日本のスター俳優、綾瀬はるかだ。チョン・ジヒョンが『猟奇的な彼女』で強引で猟奇的な行動を見せたように、綾瀬はるかは『僕の彼女はサイボーグ』であり得ない力と無表情な顔で彼氏を驚かせる。

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 綾瀬はるかは29日にソウル市内の映画館で開かれた記者懇談会で、『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンのファンだと話を切り出し、今回のキャラクターは強い女性像という面で『猟奇的な彼女』と共通点があると説明した。「『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンさんはボ―イッシュで背が高く強い感じがある一方で、可愛らしい面があり魅力的でした。この映画と『僕の彼女はサイボーグ』はヒロインのキャラクターが強い女性像で、気弱な彼氏を引っ張っているという共通点があります」。

じる際、長い間瞬きをしない演技が難しかったと振り返った。立ったまま目を開けて寝る設定だったため、瞬きをしてはならず苦労し、雨の中でのシーンはなおさらだったという。しかし、言葉は通じなくても監督が身振り手振りで指導してくれたおかげで無事に撮影を終えたと語った。

 綾瀬はるかは、フィギュアスケートのキム・ヨナ選手のファンであることも明かした。昔テレビで見てファンになったが、クァク監督がキム選手のことをあまり知らなかったため、逆に教えたのだという。

 また、自身が主演したドラマ『白夜行』(2006)を、韓国でソン・イェジン主演で撮影している話を聞いたとし、クァク監督の『ラブストーリー』でソン・イェジンを見ているため、映画『白夜行』も期待していると言った。完成すれば必ず観るとも付け加えた。

 クァク監督は『僕の彼女はサイボーグ』について、映画会社では『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』に続く、『彼女』シリーズの第3弾として広報しているが、実は別の物語だと説明した。「わたしの子ども時代に対する補償のようなファンタジー。女の子の友だちがいなくて憂うつに過ごした時期があった」とし、ジャンルとしてはいろいろ混じっているが、SF的な要素が特に強いと述べた。また、日本で撮影した作品ながら韓国的な情緒も多いとアピールした。
 『僕の彼女はサイボーグ』は5月14日に国内で封切られる。
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