3月末の上映作品発表記者会見で広報大使に委嘱されたイ・ジフン(右)とチョアン=(聯合ニュース)
3月末の上映作品発表記者会見で広報大使に委嘱されたイ・ジフン(右)とチョアン=(聯合ニュース)
<第10回全州国際映画祭(JIFF)>が、「自由・独立・疎通」をテーマに30日に開幕する。来月8日までの9日間にわたり、開幕作『ショート!ショート!ショート!2009』をはじめ42カ国・地域から集まった200作品が全州市内の15映画館で上映される。

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 今回は、第3回映画祭から行われていた<韓国短編の選択:批評家週間>セクションを<韓国短編コンペティション>に変え、有能な若手監督の新作発掘に注力する。韓国の古典映画を振り返る場も設けられ、ヤン・ジュナム監督の『迷夢』(1936)、キム・ギヨン監督の『下女』(1960)など、2000年代に入って発掘・復元された古典映画4本が上映される。

 JIFFの代表的な制作プロジェクト<デジタル三人三色>では、ホン・サンス(韓国)、河瀬直美(日本)、ラブ・ディアス(フィリピン)と、アジアを代表する監督3人が”ある訪問”をテーマに制作した30分前後のデジタル作品を公開する。
 閉幕作に決まっているウベルト・パゾリーニ監督の『マチャン(Macnan)』jほか12作品が上映される『スリランカ特別展』、フィリピンのデジタル・ヌーベルバーグ映画を紹介する『ラーヤ・マーティン特別展』では、非西欧圏の映画が楽しめる。また、国内であまり知られていない巨匠の作品世界を垣間見られる特別展も開かれる。

 10周年を迎えることしは、これまで同映画祭で紹介された監督のデビュー作を再上映する『JIFFが発見した監督列伝』、過去に授賞した監督の新作を公開する『JIFF受賞者の帰還』など、多彩な記念上映も企画されている。

 俳優のキム・テウ、イ・テランの司会で30日午後6時半から開かれる開幕式は、2000人余りの観客が参加するなか、組織委員長の宋河珍(ソン・ハジン)全州市長の開幕宣言、広報大使のイ・ジフン、チョアンのあいさつ、歌手チョ・ウォンソンの祝賀公演、開幕作上映の順で進められる。開幕に先立ち、29日には全州市庁前の広場で人気グループの少女時代などが公演する前夜祭が開かれ、祝祭ムードを盛り上げる。

 27日午後1時半現在、開幕作など上映作120本のチケットが売り切れている状態だ。売り切れ作品は観覧席全体の15%に限り、劇場で当日購入が可能だ。
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