ジョンフン=22日、ソウル(聯合ニュース)
ジョンフン=22日、ソウル(聯合ニュース)
芸能人である前に大韓民国の国民なので入隊は当然だと思います。軍服務を終えれればより堂々と活動できるでしょう」――。

キム・ジョンフン の最新ニュースまとめ

 2000年にデビューし2005年に解散した男性デュオ<UN>出身のJohn-Hoon(ジョンフン)が28日に軍に入隊する。秋ごろの入隊を予想していたが今月初めに通知を受け、残された短い時間で国内外での活動にけりをつけようと奔走している。

4日に日本全域で公開される韓日合作映画『カフェ・ソウル』の撮影を最近終えたと話した。入隊後には日本で3枚のアルバムがリリースされる予定だ。現在は7月に発売される7枚目のシングルと、秋、冬にそれぞれリリースされるシングルとフルアルバムのレコーディングを行っている。UN解散後は国内では歌手として活動していなかったが、5月には初めてソロCDを出す予定で、このレコーディングとジャケット撮影にも忙しい。

 この間、国内でジョンフンに会うのは難しかった。役者に挑戦し、2006年に『宮』、2007年に『魔女ユヒ』などのドラマに出演したが、2007年以降は日本や中国などアジア圏での活動に専念したためだ。
 日本では2006年10月に初のミニアルバムを発表して以来、6枚のシングルと2枚のフルアルバムをリリース、オリコンチャート3位を記録したほか、3度のコンサートも行った。中国では昨年12月に現地で放映された韓中合作ドラマ『恋愛兵法』にも出演した。『宮』がアジア圏に輸出され、台湾、香港、タイなどを訪問した際にはファンの歓待を受けた。

 ジョンフンは、国防の義務は韓国の特殊な状況のため、海外スタッフには理解し難かったようだと話す。自分も何かを達成してから入隊したい気持ちはあるとしながらも、「ファンや国内外のスタッフに申し訳ないだけで、残念な気持ちはありません」ときっぱり答えた。
 ジョンフンは続けて、入隊後に公開されるコンテンツについて説明した。『カフェ・ソウル』はソウルの伝統韓国菓子屋を舞台にしており、ジョンフンはギタリストを夢見る反抗的でシニカルな青年を演じる。伝統菓子など作れないと家を飛び出すものの、体に障害を負い音楽活動もできなくなってしまう。絶望に打ちひしがれるが、日本人の男性記者と会い、最後には家族の愛を取り戻すというストーリーだ。
 日本の映画に挑戦した動機について、彼は「他の言葉で演じてみたかったから」と説明した。「幸いに映画では日本語ができない設定です。まだ日本語はネイティブ水準ではありませんが、文法と発音の基礎をしっかり固め、レコーディングには問題がありません。日本で発売したアルバムには日本語で作詞もしました」。
 国内で発売するCDは、バラード2曲とロックスタイルのアップテンポな曲の3曲が収録されるシングルで、日本アルバムと並行して作業したため気が狂いそうだったと笑った。

 ジョンフンはソウル大学歯学科を中退、2005年に中央大学の演劇学科に編入し話題を呼んだ。ことし2月に中央大を卒業している。「歯学科は中退していなかったら除籍されていたと思います。1学期に3回欠席すると落第ですから。2年間は持ちこたえましたが、芸能活動と並行できる方法がありませんでした。本当は歯学より物理や数学に関心が高かったんです」。除隊後には東京大学の物理学科に挑戦してみたいという夢もあるが、芸能活動のため現実的には留学は難しいかもしれないと話した。

 ジョンフンは2011年に除隊する。軍生活をしっかり終えカムバックすれば、韓国とアジア圏で歌手兼俳優としてより成熟した姿を見せられるはずだとし、入隊がその良い契機になるだろうと語った。
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