ライブ画像(提供:テイチクエンタテインメント)
ライブ画像(提供:テイチクエンタテインメント)
日韓で活動中の歌手チャン・スー(47)が本名“チャン・ウンスク”に戻し初のライブを渋谷で行った。

満員の会場でチャン・ウンスクは「今日はすごく緊張しています。改めて一からスタートする気持ちで歌います」と新曲『覚悟次第』(有線でヒット中)をはじめ、ヒット曲『運命の主人公』、『チェビ-燕-』、そして昭和の名曲『君恋し』など12曲を歌唱。艶やかで深みのあるハスキーボイスで観客を魅了した。

歌手チャン・ウンスクは1977年、17歳で韓国のテレビ番組<スター誕生>に出演しグランプリを獲得、翌年にアルバム『チュムル・チュウオヨ(踊りましょう)』でデビューし、50万枚の大ヒットを記録する(年間総合セールス1位)。その後、韓国で発売されたアルバム16作品はすべて大ヒットし、スター歌手としての地位を確立した。

1995年に来日し、<トーラスレコード>からシングル『無情のかけら』でデビュー、同年<第28回日本有線大賞新人賞>を受賞している。そして、1999年に<テイチクレコード>に移籍し“チャン・スー”の名前で活動を始める。2000年8月にリリースした『運命の主人公』が20万枚のヒットとなるなど、今年で移籍10年をむかえた。

本名に戻した理由としてチャン・ウンスクは「“チャン・スー”という名前に、何か物を借りているような感じがずっとしていた」と話した。デビューしてからすでに30年が経ち、3年前に韓国で活動を再開してからは、より「本名に戻したい」という気持ちが高まったようだ。それは彼女の「より前向きにいきたい、歌っていきたい」と心の奥底から沸き起こる情熱と絡み合い、歌になって聴き手の心に熱く注がれていく。

今日までプロの歌手として歩んできた道には、言葉の壁などで落ち込み、歌う意欲もダウンする時期もあった。「言葉の壁やプレッシャーを感じていました。途中、落ち込んだり、バイオリズム的にも良くない時期がありました。(テイチクに移籍しても)続けて歌っていけるかな?など悩みました。でも、「粘り強さ」という言葉をいつも思い出して前向きに生きていこうと思ったんです。この「粘り強さ」は日本に来て知った言葉です」

一方で2006年には、韓国で13年ぶりにアルバムをリリース。KBS、SBSの人気歌番組に出演し話題となった。続いて2008年4月には、韓国で歌手活動30周年記念となるディナーショーを行った。

「先輩のチョ・ヨンピルさんが日本で活動されていましたが、私も、もっと(長く)頑張っていきたいと思い日本に来ました。また、これからも日韓親善の為に歌っていきたいです」スター歌手の“2つの国を思いやる気持ち”と、新曲ヒットに向けての“覚悟”が垣間見える熱いライブとなった。

チャン・ウンスク公式ホームページ(http://www.chang-suu.com/
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