<SUPER JUNIOR>
<SUPER JUNIOR>
男性アイドルグループ<SUPER JUNIOR>のメンバー13人の顔には生気があふれていた。これまでグループ内の各ユニットで個別活動を行ってきたが、久しぶりにメンバー全員がそろってサードアルバム『SORRY、SORRY』をリリースするためだ。先ごろ行ったインタビューには、スケジュールがあったシンドン、ヒチョル、キボムを除く10人が集まり、終始賑やかだった。

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 メンバーらは、<SUPER JUNIOR>はこれまで”アイドル”と”アダルト”の間に挟まれていたと話す。カンインは、「アイドルグループだが、年を考えると大人らしい面もあり、イメージがあいまいでした。これまではアイドルという使命感を忘れないよう務めてきましたが、サードアルバムではアイドルのボーダーを超え、10代に好かれるおもしろいアイドルではなく、格好いい男になりました」と紹介した。

 サードアルバムのタイトル曲『SORRY、SORRY』はファンキーなリズムが特徴で、これまでの曲に比べ雰囲気が大人っぽくなった。今回もこれまでのスタイルでやると思っていたが、本当に一皮むけた気持ち、と話すのはイトゥク。リョウクも、「僕たちの歌をクラブで聞いたことがないと指摘した友人にアルバムの歌を聞かせると、クラブでも流れそうだと言ってくれました」と口を添えた。メンバーらが推薦した『Reset』、<東方神起>のユンホとユチョンがフィーチャリングした『Heartquake』、女優イ・ヨンヒのボーカルが加わった『クラブNo.1』、ユ・ヨンソクが作曲した『Shining Star』など、さまざまなジャンルが洗練されたサウンドに溶け込んでいる。

 ダンスは、ポップスターのビヨンセ、ブリトニー・スピアーズらのダンスを手がけた米国のニック・バス氏が担当した。メンバーらは、「僕たちが音楽でもらしてしまう音をひとつひとつつかみ、ステップや表情、視線までひとりひとり丹念に教えてくれました」と絶賛した。

 これまで、<SUPER JUNIOR>に対する誤解と偏見もあった。「一番大きな偏見は、<SUPER JUNIOR>がバラエティ番組にたくさん出演し”バラエティーチーム”のように受け止められたこと」と話すウニョクは、音楽的な部分はこれまで思うようにアピールできなかったが、3rdアルバムで偏見をなくしたいと意欲をみせた。時に失言で批判を受けたことに対しても、メンバーらは「僕たちが招いたことなので、新たなイメージ作りに努力したい」と前向きだ。

 はた目には空白期のように見えたが、この間メンバーらは休む暇もなかった。<SUPER JUNIOR-T>、<SUPER JUNIOR-M>、<SUPER JUNIOR-Happy>、<SUPER JUNIOR-K.R.Y>など、ユニットごとにそれぞれのジャンルで活動を行ってきた。
また最近、中国・四川省での成都公演を最後にアジアツアーを終えた。中国人メンバーのハンギョンは、「デビュー以来、初めて父親が公演を見たが、大変喜んでいた」とはにかみながら話した。地震で被害を受けた四川省だが、現地のファンが多く駆けつけたという。シウォンとリョウクは、アジアツアーを終えステージでの余裕が生まれたほか、ファンとの交流も自然にできるようになったと振り返った。

 彼らは自分たちがスターになったと思っているのだろうか。この問いに、「友だちと街を歩いても気づいてくれる人がいません」と答えたのはキュヒョン。イェソンも、「芸能人という気がしません。空港の出入国カードに僕は学生、シンドンは歌手、キュヒョンは寿司職人と書きます」と笑った。

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