制作報告会に出席したチョ・インソン(左から)、ソン・ジヒョ、チュ・ジンモ=25日、ソウル(聯合)
制作報告会に出席したチョ・インソン(左から)、ソン・ジヒョ、チュ・ジンモ=25日、ソウル(聯合)
25日に開かれた韓国映画『霜花店』の制作報告会で、ユ・ハ監督は同作を「性のアイデンティティーという障害をめぐり、3人の男女が感情の極を行き来するメロドラマ」と定義した。
来月30日に封切られる『霜花店』は、元の抑圧を受けていた高麗末期を背景に、王位奪取の陰謀の中で愛と裏切りのためにすれ違い、剣を向け合うようになった王(チュ・ジンモ)と護衛武士ホンリム(チョ・インソン)、元から来た悲運の王妃(ソン・ジヒョ)のストーリーを描く。

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同作が5作目となるユ・ハ監督は、「自分はイメージよりストーリーに関心が高い演出家。ギリシャやシェークスピアの悲劇のように、話の原型となるドラマを作ろうと考えて『霜花店』を演出した」と話した。高麗時代を背景に定めたことについては、静的な印象が強い朝鮮時代に比べ、高麗時代は力動的で耽美主義的なイメージが強いためと説明した。

映画は制作初期から異性・同姓の大胆なラブシーンで話題を呼んでいた。ユ・ハ監督は「タイトル自体が『男女相悦之詞』を盛り込んだ高麗歌謡から来ているだけに、この作品は『肉体性の祝祭』が根幹となる映画だ」と説明した。同性愛の観念については、「これを外皮に使用して普遍的な感情を引きずり出し、そこから観客の共感を得ようとした」と説明した。

一方、同作で初の時代劇に挑戦するチョ・インソンは「史劇のせりふや衣装が自分に似合うかと非常に心配もしたが、そのたびにユ・ハ監督が助けてくれた。新たな挑戦が必要な演技で、自らを打ち破るために出演を決めた」と話した。アクションシーンについては、体をうまく支えられずけがしたことも多かったが、それだけ達成感も大きく、楽しく演じられたとコメントした。

チュ・ジンモは「アクションシーンが多くて撮影4~5か月前からスタントチームと練習し、剣術も身につけた。映画の中のアクションは各キャラクターの感情を表現するツールだったため、特に大変だった」と振り返った。

また、ソン・ジヒョは「ベッドシーンが大胆との話を聞いたが、いざシナリオを読むとベッドシーンよりもドラマがより目を引いた」とし、プレッシャーはほとんどなかったとコメントした。

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