ヒョンビン(右)とソン・ヘギョ=20日、ソウル(聯合)
ヒョンビン(右)とソン・ヘギョ=20日、ソウル(聯合)
韓国俳優のヒョンビンがドラマプロデューサー役でテレビに戻ってくる。
27日から放送開始のKBS新ドラマ『彼らが住む世界』の制作発表会が20日、ソウル市内のホテルで開かれた。このドラマは、放送局を舞台にドラマの制作過程を通じた同僚との連帯感や愛を描く。ヒョンビンは正義感のある人間的なドラマプロデューサー、チョン・ジオを演じる。

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プロデューサーを演じることについて尋ねられると、ヒョンビンはそれよりも「繊細な感情を見せる演技が必要」だと答えた。せりふ一言一言にさまざまな感情がこもっていてしんどい点も多かったが、撮影はとても楽しいと感想を語った。今回は映画を終えてすぐのドラマ出演。通常はひとつの作品が終わると半年以上おいてから出演している。しかし、「今回は監督や脚本家、共演のソン・ヘギョさんなどのおかげで出演しない理由が無かった」と、作品への思い入れをうかがわせた。

ヒョンビンは視聴率が50%に達したMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』で爆発的な人気を得ており、新ドラマがどのような成績を残せるかにも注目が集まる。ある作品での大成功は役者にとっては大きな重荷にもなり得る。「キム・サムスン」で一生分の視聴率を得たような気分で、その時はとても良かったが今考えると残念な部分もあるという。「家を少しずつ大きくしていくように視聴率を伸ばしていく楽しみと、その中で感じる部分もあるだろうに、早く来すぎたのではないかとい気もした」。

しかし、こうしたプレッシャーをはねのける成熟さを見せた。ヒョンビンは「今は視聴率があまり気にならない。やりたい仕事をしているのだから初心に戻って演じなければ。一つの作品を終えてやめてしまうわけでもなく、これまで以上にやるべき作品が多いのに、視聴率に気を遣うときではない」とし、自分のまた別の姿を見せたいと意欲を示した。

ただ、役者に変身はつきものとはいえ、無理な変身はむしろ毒にはならないだろうか。彼によると、今回の役柄はこれまで演じたキャラクターの中で一番現実的なのだという。下手にイメージチェンジをするつもりはなく、急に変えるより少しずつ新たな姿を見せたいと語った。

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