今年でデビュー10周年を迎える人気グループ<SHINHWA(シンファ/神話)>のメンバーであるチョンジンが26日、東京・渋谷C.C.Lemonホールで初のソロコンサートを開催し、4000人のファンを熱狂させた。昨年にファーストシングル『愛が来ない』を発表しソロ活動を始めたチョンジンは、25日に韓国でファーストアルバム『前進 NEW DECADE』をリリースし、アルバムタイトル通り、新たな10年に向かう第一歩を踏み出した。
 
チョンジンの初のソロコンサートを祝うため、この日の公演には韓国からも大勢のファンが訪れたほか、絶対的な人気を誇る中国や香港、台湾など中華圏のファンも加わり熱気を盛り上げた。息子を応援にきたチョンジンの父、チャーリー・パクに記念撮影やサインを求める人も多く、チョンジンに劣らぬ人気を見せた。

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雷鳴がとどろく中、すっきりとしたグレーのスーツ姿のチョンジンが登場すると、詰め掛けたファンはオレンジ色の蛍光棒などを振り回し場内は一瞬にして最高潮の熱気に包まれた。歓呼の声の中でチョンジンはパワフルなダンスとともに『千回でも』を披露した。特に仮面ダンスではファンから悲鳴が上がるほどで、ステージの最後まで視線を引きつけた。

「きのう韓国でアルバムを出しましたが、個人的に好きなバラードをお聞かせします」とひざまずいて『辛い愛』を熱唱した。続いての『一歩』では愛する人に一歩ずつ近づきたい心情を切ない表情で歌い上げた。夏をイメージした演出の『かわいい』ではチョンジンのおちゃめなダンスに「かわいい」と声援が飛んだ。チョンジンは照れながらもこのダンスを韓国で流行させたいと話した。『戻って来てくれ』を歌いステージに倒れ込んだチョンジンは、階段状のステージの上でジャンプしながら再登場し、日本のファンのために<安全地帯>の『悲しみにさよなら』を歌い、ファンも一緒に合唱した。

今後の新たな10年の前進を宣言したチョンジンは「6人のときはわからなかったが、ソロでやると速い。20年、30年が過ぎても<SHINHWA>のメンバーとともにまた来ます」と約束し、他のメンバーの軍入隊でソロ活動をするメンバーへの応援も求めた。また、「ここまで来るのも大変だったが、次のステージを準備しており、また準備できるのはファンのみんながいるおかげです。<SHINHWA>がばらばらになることはないので、最後まで愛してください」と呼びかけた。

「とても感動して泣くのをこらえている」と話したチョンジンは、アンコールで『愛が来ない』を歌うとこらえきれずに涙をこぼした。客席のあちこちでもらい泣きするファンも見られ、チョンジンがステージを去ったあとも拍手と歓声は続いた。

チョンジンは日本でのコンサートに続き5月には放送を通じた活動を展開するほか、6月の韓国公演、7月の中国公演の準備を進める予定だ。
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