チングの2人=25日、東京(聯合)
チングの2人=25日、東京(聯合)
日韓の大衆文化をつなぐ架け橋役を果たす、日本の漫才コンビがいる。韓国語に精通し韓国居住経験を持つ吉井慎一、ポカ(高須賀浩司)の2人が2003年に結成した吉本興業所属のお笑いコンビ<チング>だ。
 
2人は笑いで両国の距離を縮めようと、日韓の文化の違いをネタにした漫才を披露してきた。昨年から東京で韓日交流トークイベント<八田りチングのチンチャトーク>を行っており、今月23日に5回目のチンチャトークを開催した。リハーサルで忙しい2人に、会場となった東京・コリアンタウンの韓国料理店で会った。

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韓国のコメディと観客について尋ねると、2人は「初めて韓国に暮らした5年前とは大きく変わった。当時は必死に漫才しても反応が少なかったが、今はダウンタウンなど日本のお笑いがたくさん紹介され、『日流』の風が吹いているようだ。容易に受け入れ、たくさん笑ってくれるようでうれしい」と話した。2人は結成翌年にソウルで下宿生活し、韓国語を習得した。韓国ではコメディーライブステージを開催したほかテレビにも出演し、帰国後も韓流フェスティバル、韓流スターイベントなどの常連としてムードを盛り上げてきた。

デビュー以来、2人は<チンチャトーク>に韓国フードコラムニストの八田靖史さん、韓国プロ野球ジャーナリストの室井昌也さんら韓国通を招いてきた。今後は東京だけでなく大阪や韓国でもトークショーを開催する予定だ。また、NHKの韓国語講座出演をはじめ、昨年には日本に滞在していたグループの<SS501>とともに韓国エンターテイメントチャンネル<Mnet>のコーナーを担当し、韓流ファンの間でも人気を博している。

今後の活動について尋ねると、2人は「韓国で暮らしながらずっと活動していきたい」と口をそろえた。5月13日には日本国際交流基金の招きを受け、ソウル文化センターでステージを開催する。「今後こうしたチャンスが増え、より多くの人がもっと笑ってくれれば」と話している。
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