韓国コメディー映画の重鎮である2人の俳優が出会った。特有の図々しさと白々しいコミカル演技を披露しているチェ・ソングクコン・ヒョンジン

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4日午後4時30分、ソウル・忠武路(チュンムロ)の大韓劇場で開かれた映画『デハン、ミングクさん』(監督:チェ・ジノン)の記者試写会及び記者会見現場。

試写会前にチェ・ソングクとコン・ヒョンジンは「大爆笑は期待しないでほしい。何も考えずにただ気楽に楽しんでほしい」と伝えた。“笑いのドン”チェ・ソングクとコン・ヒョンジンが共演しているのに、笑いを期待しないでくれとは…。

映画はチェ・ソングクとコン・ヒョンジンのギャグセンスで弾ける笑いと、その後には心暖まる何かがあった。

知的障害がある2人の男デハン(チェ・ソングク)とミングク(コン・ヒョンジン)が、険しい世の中を生きていく話を、笑いと涙で描いた映画『デハン、ミングクさん』。知的障害をバカと表現したことは残念だが、チェ・ジノン監督は「バカのストーリーではない」と強く否定した。

チェ監督は「バカということで笑わせるというよりは、どうすれば清らかな童心を持つ子供のように見せられるかに力を入れた」「観客が映画を観た時、私たちの周りにいない人だったり、お笑い番組で見るようなキャラクターだったら、2人に同化されないと思った」と説明した。

また「2人の主人公の周りの人物までも、できるだけ現実的な雰囲気を演出しようとした」「俳優陣も大げさにならない程度のトーンを維持してくれて、感謝している」と付け加えた。

チェ・ソングクは「個人的には胸がときめく映画」「これまで見せてきたコミカルな演技から大きく抜け出すために、努力した」と明かした。

作品の度に、観客を笑わせなければいけないという強迫観念があったと明かしたチェ・ソングクは「今回の映画では、僕の中にあるアドリブ本能まで抑えつけながら、純粋な子供をそのまま表現した」と強調した。

コン・ヒョンジンもまた「シナリオを初めて読んだとき、バカのストーリーだと決めつけたくなかった」と強調した。さらに「ミングクを表現するために、現在小学4年生の息子が2年生だった頃を考えながら演じた」と明かした。

コン・ヒョンジンは「幼い頃は、誰もが純粋できれいな気持ちで生きている。作品に登場する2人は、発達障害を持っているが、絶対に不幸ではない。バカの特性を出すことよりは、子供のように行動しようと努力した」と伝えた。

『デハン、ミングクさん』は来たる14日に公開される。

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