左からイ・サンギ監督、キム・ヘスク、ソン・イェジン、キム・ミョンミン=13日、ソウル(聯合)
左からイ・サンギ監督、キム・ヘスク、ソン・イェジン、キム・ミョンミン=13日、ソウル(聯合)
キム・ミョンミン、ソン・イェジン主演の新作映画『無防備都市(原題)』の制作報告会が13日、ソウル・竜山の映画館で行われた。恋愛映画でポジションを確立し、コメディ映画でも安定した演技力をみせたソン・イェジンが、今作では“ファムファタール”、悪女に挑戦した。 

ソン・イェジン の最新ニュースまとめ

ソン・イェジンが演じたのは、スリ組織のリーダー、ペク・チャンミ。役作りのため“元スリ”から技術を学んだという。実際にカミソリを使ってバッグから財布を抜き取ってみせたところ、「やったことがあるんじゃないか」と絶賛されたというエピソードを紹介し、「スリの素質があるようです」と笑い、場内を沸かせた。これまで演じた役とはかなり異なるキャラクターとあり、セリフ、言葉遣い、表情、どれも経験のないものばかりで、うまく演じられるか心配だったが、とにかくこの役に挑戦してみたかったという。監督や共演者たちに助けられ演じきったが、封切りを前にしても、「いまだに心配」だと打ち明けた。

相手役の広域捜査隊刑事チョ・デヨンは、キム・ミョンミンが熱演した。荒っぽく乱暴者に見えるが、痛みや悲しみを内に秘めており、致命的な誘惑に落ちるという役どころだ。ソン・イェジンとの濃厚なラブシーンが話題だが、「リハーサルで約束した通りに演じているのに、イェジンさんがずっと笑っているので恥ずかしかった」と笑わせた。

前科17犯という伝説のスリ、カン・マンオクを演じたベテラン女優のキム・ヘスクは、偶然シナリオを目にしてどうしても演じてみたいと惚れ込んだ役だと紹介した。「一生懸命祈っていたら、自分が演じることに決まった。これまで演じた人物とはまったく違うのは、新人のつもりで望んだ。180度違う姿を見ていただけると思う」と自信をみせた。カミソリを使うシーンの練習では腕を切ってしまったというが、「とても記憶に残る映画なので、傷跡も永遠に大切にしたい」と語った。

 イ・サンギ監督の長編デビュー作『無防備都市』は、来年1月10日から全国で封切られる。

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