米国のヒル国務次官補は10日、ニューヨークフィルハーモニックオーケストラが来年2月26日に平壌で公演することと関連し、「孤立した北朝鮮が世界の一員に合流する契機になると評価されることを希望している」と述べた。ニューヨークタイムズ紙とのインタビューに答えたもので、長い時間がかかるとみられた北朝鮮の古いから殻からの脱皮の努力と関連し、糸口を開いたとのシグナルになるだろうとの見方を示した。特にニューヨークフィルの公演は、北朝鮮の米国に対する見方にも変化があることを示す事例だとし、北朝鮮の核問題が進展を見せている時点で公演が行われることから、核問題解決にも効果があるだろうと期待を示した。
 
ヒル次官補はまた、米中の外交関係樹立に貢献した“ピンポン外交”を挙げ、「米国はこれまで北朝鮮とのピンポン外交をできずにいる」と強調、ニューヨークフィルの平壌公演が米朝間の“ピンポン外交”になるとの考えを示唆した。

一方、米国務省はニューヨークフィルの平壌公演と関連し、米国政府は北朝鮮との文化交流を奨励していると明らかにした。国務省のガレゴス副報道官は10日、「米国と北朝鮮は6カ国協議での合意で両国間の交流を増やすことにした。われわれは米朝間の文化交流を奨励している」と述べた。

ニューヨークフィルは11日に平壌公演のスケジュールを正式に発表する予定だ。


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