日本やアジア圏で韓流ドラマが人気を集める中、韓国でも日本のドラマがケーブルテレビチャンネルなどで相次ぎ放映され、人気を博している。
 
中国・天津で12日から開かれている第7回<東アジア放送プロデューサーフォーラム>に出席したフジテレビ編成制作局の中江功ドラマ制作センター副部長の手がけた作品は、今回のフォーラムに出品したドラマ『Dr.コトー診療所』をはじめ、『眠れる森』『空から降る一億の星』、映画『冷静と情熱のあいだ』など多くが韓国内でも紹介され、ファンを獲得している。韓国と日本の映画、ドラマ、俳優についての考えを中江さんに聞いた。

韓国映画「シュリ」のキャスト、公開日、あらすじ

―韓国のドラマを見た感想は。
「今回のフォーラムで見た作品は、日本でも好評を得られると思う。演出家の若さが感じられ、原作に頼りがちな日本のドラマには見られない新鮮な作品だった。韓国と日本のドラマは中国に比べ1歩先を進んでいると思うが、感性的な面がよく合うようだ」

―日ごろの韓国ドラマや映画に対する考えは。
「韓国作品をよく見ているので、人気俳優の活躍ぶりは知っている。ドラマには大差がなく、水準も似ているようだ。映画はむしろ韓国が日本よりもずっと先を行っていると思う。『シュリ』はすばらしい作品だったし、あのような作品は日本では撮れない。韓国映画はハリウッドの影響も多く受けているように感じる」

―韓国と日本のドラマの相違点は。
「まず、俳優が違う(笑)。韓国の俳優は、自分を作品の中で表現する方法をよく知っている。恥ずかしがることなく堂々と表現している」

―映画とドラマ、どちらも手がけているが、双方で異なる点は。
「どちらが特に好きということはないが、ドラマに比べて映画はゆっくり撮影できるという長所がある。韓国ではドラマの放送時間に柔軟性があると聞くが、日本は編集時間も正確に決められているので編集が大変だ。韓国のプロデューサーがうらやましい(笑)」

―韓国と日本の映画・ドラマ交流をどのように見ているか。
「まだ韓国に行ったことがないので、機会があれば必ず行きたい。共同制作もしてみたいし、好きな韓国人俳優たちとも仕事がしてみたい。ただ、撮影前にかなりの準備が必要だと思う。また、これからは韓国にも自分の作品のファンがいてくれるということを考えながら撮影したい」


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