「これまで<想像プラス>で僕を応援して下さった視聴者の皆さん!ありがとうございます。」
先月28日、MBCのバラエティ番組<無限に挑戦>(土曜午後6時35分)を見た視聴者は首をかしげた。 KBSの番組である<想像プラス>(火曜午後11時)のタイトルが、コメディアンのチョン・ヒョンドンの口から出たためだ。彼はMCとして活躍した<想像プラス>を降板したという事実を、ライバル局の番組で発表したのである。彼は24日の放送を最後に、<想像プラス>を降板したが、最後の収録時には降板するか否かが決定しておらず、視聴者に挨拶することができなかったのだった。

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最近、地上波バラエティ番組間の壁が崩れたという意味で、“クロス・チャンネル”という言葉が使われる。MBC<無限に挑戦>は4月21日の放映中、コメディアンのハハが筆記試験を受けるシーンで、KBS<スターゴールデンベル>(土曜午後5時30分)のイメージを借用した。今年の初めには、KBS<スポンジ>の解説を応用し、しゃっくりを止める方法を紹介している。

SBSも同様である。4月15日に放映されたSBS<ハジャGO!>(日曜午後5時30分)には、KBS<ギャグコンサート>のパク・チュンヒョン、チョン・ジョンチョル、オ・ジホンが登場し、<ギャグコンサート>を引用した。
<ヘイヘイヘイ2>3月8日放映分では、MCのシン・ドンヨプがKBSドラマ『黄真伊(ファン・ジニ)』のハ・ジウォンと同じ民族衣装を着て登場。同時にドラマ『黄真伊』主題歌も流された。

KBS<ハッピーサンデー‐女傑6>(4月29日に放映終了)も、今年の初めSBS<ヘイヘイヘイ2>にレギュラー出演中であるタレントのイ・ジョンスをゲストに招き、<ヘイヘイヘイ2>に登場した“19禁カップル”を再現した。

以前は、他局の番組について言及すること自体が自体がダブー視された。MBCのチェ・ヨングン芸能局長によれば、「ライバル局を広報してはならないという雰囲気があったし、出演者が特定の放送局に固定して出演していたので、他局の番組の話もできなかった」という。
最初にチャンネル間の壁を破ったのは、コメディアンだ。昨年末、<ギャグコンサート>(KBS2)と<笑いを求める人々(ウッチャッサ)>(SBS)に出演したコメディアンたちが、それぞれの番組の流行語やキャラクターをパクり始めた。こうした試みは、“ものまね”という指摘を受けたりもしたが、出演者の間ではクロス・チャンネルの雰囲気が広まった。今年の初めには、MBC<ギャグだ!>とSBS<ウッチャッサ>出演陣が、MBCの<正月特集-コメディアン総出動>のステージに勢ぞろいした。

こうした風潮について、文化評論家キム・ジリョン氏は、「過去、地上波3チャンネルは、まるで他局が存在しないように振舞っていた」とし、「出演者が他局でどんな番組を担当しているか、明らかに視聴者にもわかっている状況で、あえて隠す必要もなく、むしろ、率直な態度がリアリティを追求する昨今の大衆文化コードと一致するのでは」とコメントしている。

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