写真上=東方神起、写真下=コンサート時のPSY
写真上=東方神起、写真下=コンサート時のPSY
23日、東方神起コンサートでの所持品返却騷動は、肖像権を保護しようとする所属事務所の過剰な対応が発端だった。この日、ファンには入場した瞬間から“犯罪予備軍”のレッテルを貼られたのだ。

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この日はデジタルカメラだけでなく、カメラ機能つきの携帯電話まで預けることを義務づけられた。最近の携帯電話には、基本的にカメラ機能がついているのだから、事実上、入場者のほとんどが携帯電話を取り上げられたことになる。

それでも足りず、会場のあちこちにコンサート写真を撮影するファンつまみだそうと、鋭い目で見回すスタッフが配置された。
そればかりか、保管された所持品は、明け方まで持ち主の手に返らなかった。

東方神起の所属事務所であるSMエンターテインメントが、公式的に謝罪をしたことで、ファンの怒りも収まったように見えたが、根本的な対策は用意されないまま、24日と25日にもコンサートは行われた。

歌手やプロダクションの大半は、コンサートでの写真撮影にいい顔をしない。それは、新たなコンテンツ(コンサートライブDVDやライブアルバムなど)を生産する立場からすれば、当然のことである。
しかし、コンサートがすべて満員御礼となる歌手PSY(サイ)は、また違った姿勢を見せている。PSYは昨年末のコンサートで、ファンに写真撮影を承諾。コンサート終了後、ファンの写真を集めてオンライン写真展を開催し、歌やフラッシュアニメまで織り込むといった凝りようだった。

これにPSYの所属事務所側は、「どうせ写真撮影は防ぎ切れない。撮る人はどうやっても撮る」「こっそり撮られた写真がインターネットで出回るより、きちんと撮ってもらった方がいいと判断した」とコメントしている。

厳密にいえば、PSYはコンサートそのものが最大の収益となるアーティストであり、東方神起のような、DVDや写真集といったビジネスがからむアイドルグループと比較するには無理がある。

しかし、解決法は意外に簡単だ。ファンが成熟し、マナーをわきまえれば、コンサート中に写真を撮ろうとする人を横で制止するといった主催側の過剰な対応は必要ない。実際、10代のファンが多い歌手たちの、ファンミーティングやバースデーパーティーに行って見ると、フォトタイム以外、カメラや携帯電話を取り出すファンはほとんどいない。マナーを守らずに撮った場合、周囲のファンに促され、これを削除するところも目撃された。

コンサートの主催社も、ファンのためのフォトタイム時間を充分に保障し、ファンの欲求を満たしてやったらどうだろうか。


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