米ロサンゼルスで開催中のAFI映画祭に招待されたポン・ジュノ監督の『グエムル~漢江の怪物~』が、2回の上映分の入場券がすべて売り切れるほどの人気を集めた。
 
来年1月からの全米公開が決まった『グエムル~漢江の怪物~』は、AFI映画祭が米国での初公開となる。映画祭にはポン・ジュノ監督のほか、撮影監督を務めたキム・ヒョング氏も招かれ、上映後にファンらとの質疑応答に臨んだ。また、ポン監督は現地メディアなどとのインタビューにも応じ、主要メディアからも『グエムル~漢江の怪物~』が高く評価された。

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質疑応答では観客らは、怪獣映画でありながらこれまでの枠にとらわれずオープニング早々に登場する『グエムル~漢江の怪物~』の姿に喝采し、またストーリーにちりばめられた民主化闘争に関する話や、米国を見つめる姿勢などにも質問が飛んだ。

ポン監督は「米国に対する政治的発言と風刺を込めているのは事実だが、映画は弱い立場の家族をしいたげる韓国社会と公権力など、すべての要素に批判と風刺を込めている。究極的にはなぜだれもこの家族を助けないのかに焦点を合わせた作品だ」と説明した。


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