在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙、朝鮮新報が、韓国の人気映画『グエムル~漢江の怪物~』を「ハリウッド映画に並ぶ映画」と評価した。

同紙は12日付で「南朝鮮(韓国)で1300万人を超える最多観客動員記録を立てた話題の映画『グエムル』は、どこからみてもハリウッド映画に劣らない」と絶賛。その上で、韓国のヒット作を見ると、単純な娯楽として作られたのではなく、韓国特有の社会的、歴史的背景を反映し、大きな枠組みで見ると民族問題を扱っているのが共通点だと分析している。

特に“グエムル”が漢江に出現した原因は、米軍により漢江が毒性物質で汚染されたためだったと説明、環境汚染事件は実際に起きており、米軍による環境汚染は基地があるすべての地域で深刻な問題になっていると指摘した。また劇中の犠牲者も在韓米軍の装甲車にひかれ死亡した女子中学生を連想させるとし、在韓米軍の存在を皮肉っている。


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0