<b>「地獄の炎が近づいてくると思いました」</b>
4日午後2時、ソウル・鐘路(チョンノ)ソウル劇場で開かれた映画『私たちの幸せな時間』(制作:プライムエンターテインメント、サンサンフィルム)の試写会後に開かれた記者会見で、主演俳優カン・ドンウォンが死刑囚を演じた感想を告白した。

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コン・ジヨン作家の同名小説を映画化した『私たちの幸せな時間』は、3人を殺した死刑囚“ユンス”(カン・ドンウォン)と、3回の自殺を試みた女“ユジョン”(イ・ナヨン)が、刑務所内の“出逢いの部屋”を通じて出逢い、互いの傷を癒しあうという内容のヒューマンロマンス。

カン・ドンウォンは「劇中、僕が殺した被害者の家族と会い、許しを請うシーンが大変だった。生まれてから、あんなに申し訳なかったことがなく、感情のつかみ方が大変だった」「地獄の炎が近づいてくると思いながら演じた」と説明。
また、「撮影中ずっと“死刑囚”と“死刑制度”についてたくさん悩んだ」「とても難しい問題であり、僕があえて存廃の可否については発言できないが、人間が人間を裁くことはできないと思う。とても愼重になるべき問題」と所感を明かした。

さらに「実際に家族を殺害され、犯人である死刑囚を許した、あるおばあさんの話を聞いたことがある。映画を撮りながら、僕がいくら頭にきていたとしても、その状況よりはマシではないか、僕はどうして人々を許せないのかと思った」と、変化した自分を発見したと語った。

「作品自体にとても満足していて、興行成績と関係なく、気を楽にして公開を待っている」というカン・ドンウォンは、「男女の単純なロマンス映画と思いやすいが、男女よりももっと大きな、人間同士の愛に焦点を合わせた」と作品を紹介した。

映画『私たちの幸せな時間』は、『パイラン』『力道山』のソン・ヘソン監督の新作で、来たる14日に公開される。


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