『攻殻機動隊』『カウボーイビバップ』など日本の有名アニメーション作品の音楽を担当した菅野よう子が11日に来韓し、ソウル市内のホテルで記者懇談会を行った。
 
菅野よう子は昨年5月から国内のゲームメーカー<グラビティ>が年末に発表するゲーム<ラグナロクオンライン2>のBGMを手がけている。12日にはソウル市三成洞のCOEXで開かれる<ラグナロク>ファンイベントに参加し、サイン会を行う予定だ。

以下は一問一答。

-韓国のオンラインゲームのBGMを手がけることになったきっかけは。
<グラビティ>側から話がありました。ゲームが戦争や殺人などの暴力的な内容ではないところが気に入りました。オンラインゲームは初めてですが、一方的に内容を伝える映画やアニメーションとは異なり、ユーザー間のコミュニケーションの場だということは知っています。

-<ラグナロクオンライン2>の音楽を製作する上で重点を置いたところは。
ゲーム音楽は繰り返しが続くので、メロディがはっきりしすぎるとユーザーが飽きてしまいます。メロディが際立たないように気を配ったのと、感情表現も自制しました。ホテルに流れる静かな音楽のように、聞く人に楽な印象を与えるよう努力しました。キャラクターがかわいいので中性的な子どもや天使のような声を採用しようと、そういう声の子どもを探すのに苦労しました。

-音楽製作の上で、自身の想像力の源は何だと思うか。
自分がアニメーションやゲームのキャラクターになったと想像して、大きな耳やしっぽの生えたキャラクターになって海にもぐったり山に登るシーンを描きます。『ラグナロクオンライン2』のキャラクターは小さくてかわいいので、似たような服を着たり同じような行動をしてみたりもしました。

-打楽器を多く使う理由は?
音楽は身体の動きを伴います。身体の動きを表現しやすい楽器が、打楽器なんです。

-これまで手がけた作品のうち最も記憶に残るものは?
『ラグナロクオンライン2』です(笑)。過去はあまり振り返らないので、いつも今の作品が1番重要なんです。

-これを機会に韓国で活動する計画はないか。
最近は韓国語の勉強をしています。いい機会に恵まれれば、韓国で活動したいです。


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