<b>「義手のせいで、左手だけで何もかも解決しました」</b>

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2日午後、全羅北道(チョルラプクト)全州市(チョンジュシ)全州動物園で行われた、映画『青い自転車』(制作:LJフィルム)の現場公開と記者会見で、主演俳優ヤン・ジヌが、障害を持った人を演じる難しさを打ち明けた。

映画『青い自転車』は、片手が不自由という理由で、世間の偏見に苦しむ男“ドンギュ”(ヤン・ジヌ)が、明るく温かな性格のピアノ講師“ハギョン”(キム・ジョンファ)によって希望を取り戻すという内容のヒューマンドラマ。
日本・TBSドラマ『ヤ・ク・ソ・ク』で、国内より一足先に海外で顔を広めた新鋭ヤン・ジヌが主役を演じ、落ち着いた魅力を発揮する。

ヤン・ジヌは「僕が演じるドンギュは、手に障害があり義手をつけていて、幼い頃から周りの偏見に苦しんできた人物」「父親(オ・グァンロク)をはじめとする、家族の愛が感じられる部分と、ドンギュが初恋によって変わっていくシーンが印象的だった」と、作品について説明。
また「義手をつけている時は、最大限、周りに見せまいとポケットに手を入れている」「正直、くつ下も左手で履くのは難しいが、キャスティングされてからは、左手で何もかも解決しようと努力している」と明かした。

ヤン・ジヌは「大学時代以来、初めて夜を徹してキャラクターを研究した」「キャラクターにとても深みがあり、朗読をしてみたら、台本を読む時にキャラクターの雰囲気が自然にわかってきた」と、自身の演技に対するノウハウを伝えた。

演出を担当したクォン・ヨングク監督は、「人間は誰でもコンプレックスがある。それは背が高い低いという問題と変わらない」「しかし、人々はただドンギュの背が低いという理由でひやかす。一緒にいる友達のように思えばいいのに、韓国社会はそれがうまくできない」と、障害者に対する偏見を悲しむ。

この日、クォン監督は、片足の調子が優れず、足を引きずるような様子で撮影現場に現われた。「初の監督作品なので、必ず僕の話をしたかった」と涙ぐむクォン監督は、「これまでの障害者を扱った映画が、主人公個人に焦点を合わせていたとしたら、僕らはそのために心を痛める家族の話を描く」と語った。

映画『青い自転車』は、今年の下半期に公開される予定だ。


Copyrights(C)sports donga & etimes Syndicate & wowkorea.jp


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