『うつせみ』試写会でのキム・ギドク監督(中央)と主演俳優=2004、ソウル(聯合)
『うつせみ』試写会でのキム・ギドク監督(中央)と主演俳優=2004、ソウル(聯合)
キム・ギドク監督の新作映画『絶対の愛』が25日午後、ソウル市内の映画館で開かれた特別試写会を通じ、国内で初めて公開された。『絶対の愛』は国内での公開が不透明な状態が続いていた。試写会に招待された400人余りが見守るなか、キム監督と主演のソン・ヒョンアさん、パク・チヨンさんが舞台あいさつを行った。
 前作『弓』から試写会の開催や国内メディアとの接触を拒んでいたキム監督は、「このような席を設けていただきありがとうございます」とだけ述べ、映画館を後にした。

 『絶対の愛』は、時間が経つにつれて薄れていく男女の愛を、整形手術を通じ取り戻そうとする物語。6月30日にチェコで開幕した第41回カルロビ・バリ映画祭の開幕作に選ばれたほか、現在開催中の仏カンヌ映画祭のマーケットでも紹介されている。国内での公開は現在のところ予定されていない。キム監督も観客動員数だけで映画を評価することに違和感を感じているとされており、国内での封切りはないとの見方もある。

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