“強い男”クォン・サンウと“笑える男”チャ・スンウォンが、異なった涙対決を繰り広げ、注目を集めている。
俳優ユ・ジテと共に男のカリスマをみせる『美しき野獣』(提供:ショーボックス/監督:キム・ソンス/制作:ポップコーンフィルム)で帰ってきたクォン・サンウと、『国境の南側』(制作:サイダスFNH/監督:アン・パンソク)で初のロマンス演技に挑戦するコメディ専門俳優チャ・スンウォンが、それぞれ異なる涙でスクリーンを濡らす予定だ。

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まず『美しき野獣』のクォン・サンウは、刑事課の問題児で気が荒い刑事“チャン・ドヨン”を演じ、体を惜しまないアクション演技と女心を揺り動かす涙の演技を同時に見せ、人物の相反したキャラクターを極大化させるという戦略だ。

刑事なのかヤクザなのか区別がつかない人物だが、病を抱えた母親と異母兄弟、そして常に見守ってくれる恋人だけには心優しい息子であり兄であり、純粋な1人の男の姿を演じるクォン・サンウに、胸を打つ涙の演技は必須である。

反面、28日に公開された『国境の南側』ポスターには、愛する女性を置いて国境を越えるしかなかった、哀しい北朝鮮の青年チャ・スンウォンの切ない表情が収められている。

初のロマンスジャンルに挑戦するチャ・スンウォンの真面目さが、「僕の瞳に濡れたものが、もしかするとあなただったかも知れません」という感傷的なキャッチコピーで増幅され、チャ・スンウォンのトレードマークである“ユーモア感覚”はどこにも見当たらない。

2人の撮影の雰囲気も、各自の個性が漂っていたという。

クォン・サンウはスタッフたちと談笑をしながら余裕のある姿を見せても、撮影に入るとすぐに涙を流すという素晴らしい集中力を見せ、周囲を驚かせたという。

反面、実際に国境地帯であるイムジン川付近の畑で撮影するため、寒さと戦いながら撮影に燃えたチャ・スンウォンは、完璧な涙の演技を見せたあと(演技に)感動したスタッフに向かって「こんなに寒いのに、泣けないわけがない」と、独特のジョークで撮影場の寒さを和らげたという話も。

薄汚れた都市と世間に馴染めない野獣のような2人の男“チャン・ドヨン”(クォン・サンウ)と“オ・ジヌ”(ユ・ジテ)が、暗黒街の大物“ユ・ガンジン”(ソン・ビョンホ)に立ち向かい、荒々しい暴力の世界に飛び込む話を描いたアクション大作『美しき野獣』は来年1月に公開予定。

チャ・スンウォンが熱演中の『国境の南側』は、『JSA』『ブラザーフッド』『ウェルカム・トゥ・トンマッコル』の命脈を引き継ぐ南北分断を素材とした感動ドラマで、南北を隔てた恋人の間でどうにもできずにいる、男の純愛を描いたラブストーリー。今年 4月に公開予定だ。

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