“バラードの皇帝”Tei(テイ/22)がファンのために追悼曲を歌う。
来たる27日、28日大阪グラングキューブでコンサートを開くTeiは、天国に行った在日コリアン4世、Nさんを追悼する曲を歌う予定で、韓日音楽ファンの間で話題を呼んでいる。

Teiは日本上陸を知らせる自身の初コンサートで、“一度も会うことができず、今は永遠に会えない1人のファン”のための歌を歌うことになった。
そのヒロインは去る4月25日、尼崎で起きたJR福知山線脱線事故で犠牲になった在日コリアン4世のN(34)さん。Teiの熱烈なファンだったNさんの死亡の知らせを聞いたのは、7月19日の読売新聞を通じてだった。

在日コリアン4世だったNさんは、韓国人である自分のルーツをはっきり知りたいと今年の2月から母が教える韓国語教室に通い始めK-POPにも関心を持ち始めた。
4月25日事故の翌日、遺品になって帰ってきたMDプレーヤーにもK-POP が入っていた。事故前の3月には、家族旅行でソウルを訪問し道端のCDショップで初めて購入したK-POP のCDがTeiのアルバムだった。

7月の日本訪問中にNさんの話を聞いたTeiは故人のためにできることがないか悩んだ末、セカンドアルバムのポスターにハングルで“安らかに天国に旅立ったと思います。心からご冥福をお祈りします”という冥福を願う書き込みを入れ、遺族にデビューアルバムを渡した。

所属社側は、「Nさんのための追悼曲をどういう形式で歌うか具体的には決まっていないが、今回のコンサートで特別なコーナーを作る計画ということが知られ、日本ファンの大きな関心を呼び集めている」と伝えた。

Teiは「僕を好きだった1人のファンの死を胸の奥にしまいこもうとしたが、その愛に応えるため、今回のコンサートを通して追悼曲を歌うことにした」と打ち明けた。

Teiの日本コンサートは8月26日、27日グラングキューブ大阪で開かれ、Teiの日本国内での人気拡散はより早く展開されるものと見られている。

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