<b>「暴言を吐いたカン・ウソク監督に、メディアを通した公式的な謝罪を求める」</b>

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俳優チェ・ミンシクとソン・ガンホが29日午前10時半、プレスセンターで記者会見を開き、去る24日、朝鮮日報に載ったカン・ウソク監督のインタビュー内容についての残念さを語った。

2人は「6月24日の朝鮮日報に掲載された記事は、まったくの事実無根」とし、「1人の個人の暴言で起こったこの事態のため、チェ・ミンシクとソン・ガンホ、そして会社が被った大きな傷と、失墜した名誉は回復されていない」と主張した。

発表の途中、こみ上げた感情を抑えきれず、興奮したチェ・ミンシクが怒りを静めるために会見が1~2分ほど中断されたりした。

1時間あまり、激昂した声で所見を明らかにした2人は、「メディアを通して、カン監督の公式的な謝罪を要請する」「このまま沈黙を続けるなら、法的な対応も強行するつもり」と釘をさした。


▼ チェ・ミンシク「息が止まるかと思った」▼

チェ・ミンシクは、「始めて話を聞いたとき、息が止まるかと思った」「韓国映画の未来を心配する忠武路(チュンムロ)の権力者が、妄言に近い暴言を乱発するなんて、果たして問題を解決しようという意思があるのか疑問だ」と砲門を開いた。

続けて彼は「僕が韓国映画界のために大きな貢献をしたと自負してはいないが、一日で韓国映画界の公共の敵になるほど大きな過ちを犯したこともない」「81年から役者生活をしてきたが、確固たる職業観と信念を持って行動したのであって、恥じるようなことは一度もしていない」と断言。

また彼は「自分と一度も作品を作っていないカン監督が、どんな根拠で我々を金の亡者のような悪徳俳優に仕立て上げたのか」「芸術活動をしている人の人生を支えるのは決して金ではない。今までそのように暮らしてなどいないし、今後もそうだ」と強く言い切る。

▼ ソン・ガンホ 「観客を思うと眠れない」▼

バトンタッチソン・ガンホは、「僕はまた、カン監督とシネマサービスとは4年間、仕事をしようという提案もオファーも受けたことがない」「これから大衆と疏通しなければならない立場で、観客が僕たちをどんな目で見るかと思うと眠れない」と、控え目に口を開いた。

彼は「次回作『モンスター』で、総制作費120億ウォンのうち、ギャランティーとして5億を受けとった。また、総制作費を決めて収益が出た時、5%ほどを受け取ることになった」「5億という金額も、大きな金額に見えるが、120億という映画の規模上、それほど無理な要求ではない」と説明。
続けて「しかも、5億は初期制作費を削減し、制作社の負担を減らすために、現在、映画に再投資した状態。収益の5%は、5億を預けた銀行と同じ位にしかならない」「僕の映画だから、主役意識を持って投資者に損害を与えないよう、ベストを尽くしたことがそんなに悪かったのか」と、苦しさを吐露した.


▼チェ・ミンシク「これは仲違えさせようということなのか?」 ▼

2人は去る24日付の朝鮮日報の記事に載った、俳優仲間ソル・ギョングとの比較についても、「大事な後輩であり仲間であるソル・ギョングがどんなに困るかと心配した」と残念そうに口をそろえた。

カン監督がメディアとのインタビュー中、普段から付き合いのある俳優ソル・ギョングを例に挙げ、「ソル・ギョングは、持分自体を要求しないと誓った。自分にそんなうわさが立っていること自体が間違っているのだ」という内容の話をしたと伝えられている。

これに対して2人は、「では我々はこれまで間違っていたのか」「経済活動をする行為自体がどうして悪いのか。何の権限で俳優たちを比較するのか」と強く反発。

続けてチェ・ミンシクは、「僕がカン・ウソク監督に個人的に過ちを犯したのだろうかとよくよく考えてみたが、どこかで親しく接したことなどなかった」「大人気ないカン監督の発想がとても腹立たしい」と怒りを露わにした。

またチェ・ミンシクは「自分の演技が下手で、金をもらう資格がないとみんなから石を投げられたなら受け止める。しかし自分は毎回“この作品が自分の遺作だ”と思って、身を省みずに全力投球している」「これに対する妥当な報酬を受けるのが道徳的に非難される対象となるものなのか」と反問した。

ソン・ガンホもまた、「準備期間を経て、平均して映画一本を制作するのに1年ほどの期間がかかる」「結果はどうあれ、その間ベストを尽くす主演俳優の努力と情熱は金額には換算できない」と抗弁した。

最後に2人は「スターという肩書きで、一度も不当な圧力や権力を乱用したことはない」「我々は政治家ではない。お互いを尊重し、同意を得て契約書に署名した。状況をしっかり判断してから行動したまでであり、条件に合わせていつも適切な線を提示している」と繰り返し強調。

続けて「カン監督が、マネージャーを呼んで謝ったということは聞いた。しかし、すでに大衆に誤解が広まり、失墜したイメージ回復のためにメディアを通した公式的な謝罪が必要」と再度要求した。

一方、映画界の内部では、韓国映画の未来を心配する杞憂から始まったカン監督の危険な発言で、今回の事態が感情的ないさかいに広がりはしないかという憂慮も持ち上がっている。

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