『冬のソナタ』で火がついた日本の寒流ブームは冷めない。
このドラマがきっかけとなりハングルを学び始めた女性、韓国人歌手の歌に沸き返る若者たち。韓国でも日本の音楽やマンガ、食べ物といった文化は日常に深く侵透しており、韓国との境目が曖昧な地域でもある。日韓国交正常化40周年と、“日韓友情の年”を迎え、互いの文化に対し関心が高くなっている現象をよく目にするようになった。

クォン・サンウ の最新ニュースまとめ

“コリアタウン”と呼ばれる東京・大久保通りの<コリアプラザ>1階には、ドラマや映画のDVD、音楽CD 売り場、2階は日本で発行されている韓流雑誌と書籍が整然と並ぶ。ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホンといったスターの顔写真で埋め尽くされた陳列台の周りには、女性ファンが集まっている。

近くに設置されたTVの前には人がきができ、ドラマのNG場面集を見ていた。チェ・ジウ(写真)がセリフを度忘れして顔をしかめるシーンが写ると、「カワイイ~」と喜んでいる。

1997年11月に開店した同店は、在日コリアンと留学生を相手に韓国の書籍やCD、ビデオを販売していた。2003年『冬のソナタ』が話題になってから日本人客が増え始め、現在は 90%以上が日本人女性。一日の売り上げは5倍に増えた。


クォン・サンウが好きだというある女性(66)は、東京から電車で1時間の川崎から、1ヶ月に2度のはここに来る。「今日は気に入った雑誌がないから、代わりに韓国語の教科書と単語集を買いました」2月からNHK教育TVで韓国語を学び始めたという。

ある従業員は「お客さんの韓国に対する関心が、映画とドラマでますます広くなっているように思う」と語る。

「韓流の人気は世代や性別、人気ジャンルによって大きな差があります」
社長である金根煕(キム・グンヒ/48)さんは、1989年、この近くに24時間営業の韓国食品店を開いた。食べ物を媒介にし、韓国文化の魅力を伝えて、いつかは日韓交流ができる場所を作りたいという夢があった。もうその日は近い。

7月中旬には韓流ファンのためのカフェ、8月にはイベントホールを新たに開店する予定である。韓流人気を若い世代にも広めたいという思いからだ。

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