“かわいいプリンセス”オム・ジョンファが、トレードマークの笑い声を失ってしまった!

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14日午後3時、江南(カンナム)のとある道路沿いで、うだるような暑さに耐えつつ、映画『オーロラ姫』(監督:パン・ウンジン/制作:イーストフィルム)の撮影に余念がないオム・ジョンファは、無表情な顔で頭のてっぺんからつま先まで黒ずくめの衣装を着、いつの間にか背筋も凍る殺人容疑者の姿に扮していた。

映画『オーロラ姫』は、殺人現場にオーロラ姫のステッカーだけを残す殺人犯を追う刑事(ムン・ソングン)と、彼が追っている有力な容疑者スンジョン(オム・ジョンファ)の物語。
『ペパーミント・キャンディ』『オアシス』で有名な、イーストフィルムの代表ミョン・ゲナムが制作を担当し、映画界と演劇界を縦横無尽に活躍していた女優パン・ウンジンの初作品でもある。

オム・ジョンファは「もっともキレイな連続殺人犯」「殺人犯だなんて、全然マッチしない」という周囲の褒め言葉に、ちょっと浮かれているようだったが、普段とちがった沈んだ口調で「連続殺人犯の役には、私が一番適しています」と、役柄に満足していることを表わした。

彼女は「シナリオがとても面白く、初めて接するような内容だったのでとても惹かれました」「一つの映画の中で、様々な女の姿を見せられるキャラクターがとても魅力的です」と、変身のわけを明らかにした。

これまで、ドラマや映画で女らしく暖かい役を主に演じてきた彼女は、「今回演じる“スンジョン”は、癒せない傷のため、全てをひっくり返して憤怒を表わす、冷酷な性格を持つところが魅力です」
また、「興味深いけど、同時にとても難しく大変です」「確かに、楽しんでやっている仕事ですが、本当は後悔したこともあります。感情表現が強すぎるので、ゆっくり寝たこともないし、いつも追われる夢を見ます。それでも、はまり込んでいく自分を止められません」と、慎重に付け加えた。

今回の作品の、暗くて憂鬱な役のため、なるべく現場では「騒々しくて派手な笑いを控えようと努力しています」と、こっそり話してくれた彼女であるが、時々漏らす少女のような微笑を隠すことは出来なかった。

パン監督はこんな彼女について、「本能的に女優の“気”を持っている」「これまで知られていた姿とは全く違う、変化無双の、強力なオム・ジョンファと会えるでしょう」と自負した。

総額33億ウォン(約3億3千万円)の制作費をかけ、現在70%ほど撮影が完了している映画『オーロラ姫』は、来たる10月に観客との遭遇を準備している。

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