<b>離婚過程の現実的な描写など新しい試み</b>

キム・ミス の最新ニュースまとめ

SBS朝ドラ『女王の条件』(脚本:パク・ヒョンジュ、演出:パク・ヨンス)が、日に日に視聴者たちの呼応を導き出している。

SBSは『真珠のイヤリング』『選択』など、朝のドラマが連続視聴率一桁に止まり早期終映するなど不振の沼で迷っていた。しかし、前作の影響で初放送の時の視聴率7.8%(AGBニルスンメディアリサーチ)を記録した『女王の条件』が14日15.6%と2倍の数値を記録した。

『女王の条件』は、映画『マラソン』に20年ぶりのスクリーン出演で“大ヒット”を取ったキム・ミスクが出演し、関心を集めた。キム・ミスクはファンの期待を裏切らず、夫の浮気で離婚されるが、意外な対処方式を見せるオ・ヨンジュ役を引き受けて熱演している。 視聴者たちはキム・ミスクの芝居に賞賛を惜しまない。

朝ドラマの常連である“不倫”と“離婚”を扱っているが、主婦である視聴者は不快に想うより、オ・ヨンジュの状況に共感しているのが人気の要因。
オ・ヨンジュの夫キム・グァンス(イ・ヒョジョン)が、ナム・ナンジュ(チョ・ミリョン)と恋に落ちて離婚を要求し、別れる過程が最近の世相を反映している。

ナンジュとナンジュの兄が、オ・ヨンジュに慰謝料を一銭も渡さないように、1年かけて巧妙にキム・グァンスの財産を横取りしていく状況が代表的。実際、最近の離婚例を見ると、夫の財産隠しによって女性が慰謝料をきちんともらえないという調査結果が出たりもした。
また、オ・ヨンジュの要求で“やむを得ず”娘の養育権を渡してやる代わり(※)、養育費は一銭も渡さない情況も主婦たちの怒りを呼び起こしている。

パク・ヨンスPDは「不倫と離婚を素材にしたが、何か違う内容で展開させるために努力した。単純に不倫状況だけに焦点を合わせるのではなく、朝の時間帯なので主婦たちが共感できるような内容を積極的に取り入れた」「これからはオ・ヨンジュがたくましいバツイチになって、積極的に生きて行く姿を描いていく」とコメントしている。

※韓国は父系主義であることから、子供は父親側に育てられるのが一般的だった。

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