「野球が好きで、野球をやっているうちに野球選手になりました。音楽も遅く始めたぶん、人一倍、一生懸命長くやっていたら、いつか良い事があるでしょう」

先頃、ロックバンド<What>としてデビューした、元プロ野球選手のイ・サンフン(※中日ドラゴンズではサムソン・リー)が、ブレイクできなくても焦らない理由である。

アルバムを発表すると、旺盛な放送活動をするのが慣例だが、<What>はコンサート会場やストリート、ライブハウスで活動し、放送もバンド・オール・ライブが可能な番組だけを選んでいるので、マネージャーの心配は大変なものだ。

所属事務所も、「こうなったら放送も大変だし、成功するのも難しい」と、何度も話しているが、イ・サンフンは「ギター弾いて歌うライブが好きだから音楽をやっているのに、アテ弾きや口パクをやるなら、バンドを始めたりしなかった」という答えを繰り返すばかりだという。

イ・サンフンは「僕がライブが上手いからではなく、ライブができるところにだけ出演するのは当然。ストリートだろうがクラブだろうが、バンドライブができるところならどこへでも行きます」と、決意を表明。
タイトル曲も、大衆的な『ちゃんと見ろ』という曲から、イ・サンフンとメンバーたちの要請で、もっともうるさい(?)『豚の夢』という曲に変えられた。

これについてイ・サンフンのマネージャーは、「どんどん険しい道の方に行っているようで、一方では心配ですが、もう一方ではそんな彼らの姿が誇らしくもあります」と語る。

風雲児イ・サンフンは、来たる7月9日、人生初めての単独コンサートを、大学路(テハンロ)マロニエ公園で行う。

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