“アジアの歌姫”BoAを見出したイ・スマン氏は、「もうアジア人が出ない映画はつまらなくて見られないだろう」「アジア最高のスターがすなわち全世界のスターになると信じている」と語り、今後、世界で最もビッグなスターはアジアから誕生すると確信している。

19日夜、ソウル市内の新羅(シルラ)ホテルで開かれた<ソウルデジタルフォーラム2005>に参加したイ・スマン氏は、この日の最後の演説者として登場し、<アジアのコンテンツ協力:韓流の事例>という題でおよそ10分間演説した。

イ・スマン氏は、この日の演説でCTという概念を使用した。彼が使った“CT”とは、カルチャー・テクノロジー(Culture Technology)のこと。歌手をプロデュースし、映画制作という文化を作り出そうという、含蓄的な意味あいがある。

また、日本の資本・マーケティング能力と、中国の豊富な人的資源に、韓国のCTを結合させてアジア市場を先占する“アジアネットワーキング”が必要だと語った。そして「アジアのエージェンシー役を担うのは他ならぬ韓国になるはず」と予想する。

この日、BoAはイ・スマン氏が演説を始める時、演壇に立って聴衆に簡単なあいさつをした。韓流の成功事例として、BoAを成功させるまでの仮定を簡略に説明した後、BoAと共に<2004 MTVアジアアワード>に参加したときのエピソードを紹介した。

「その場で、BoAが“あなたは日本の代表であると同時に韓国の代表として来られました。韓国と日本、どちらの歌手ですか”と質問されました。するとBoAは、教えもしないのにこう答えました。“私は韓国の歌手でも、日本の歌手でもありません。アジアの歌手です”」

また、「BoAは中学に首席入学した天才」と紹介したイ・スマン氏は「幼い年で見出されて、日本語を学び、過酷な練習を経て、今、韓国とアジアを代表する歌手となったBoAが誇らしい」と述べた。

一方、この日参加した人の一部は、BoAが短い挨拶だけでステージを降りてしまったことを残念がり、BoAはサインを頼む参加者1人1人に丁寧に応えた。

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