<b>額に銃弾の穴・日本語のセリフ…
ケーブルチャンネルも放送に難色示す
モザイク処理など修正避けられず</b>

チョ・ソンモ の最新ニュースまとめ

歌手チョ・ソンモの新しいミュージックビデオ(以下ミュービー)の、暴力性が論議を醸し出している。過度な日本色に、一線を越えた残酷なシーンが多く、地上波放送局はもちろん、ケーブル音楽チャンネルでも、オリジナルのまま放送するのに難色を示している。

チョ・ソンモは去る24日、ソウル市論峴洞(ノンヒョンドン)ブロードウェイ劇場で、7億ウォン(約7千万円)の制作費を投じて制作した6thアルバムのミュービー『My First』を初公開した。このミュービーは高額の制作費もそうだが、トップスターのソ・ジソブ、キム・ジョンウンが出演するという事だけでも大きな話題となっていた。しかし説得力の落ちるシナリオ置いておいたとしても、暴力的なシーンがあちこちの個所に入っているというのが放送関係者の説明である。

東京と横浜を行き来し、1週間の日程で撮影されたこのミュービーは、出演した日本人俳優はもちろん、ソ・ジソブ、キム・ジョンウンも皆日本語のセリフな上、暴力団の話を主軸にしている。

ソ・ジソブが相手の暴力団員一人を銃で殺すシーンで、銃弾が額を貫通した跡をそのまま映し出したり、食堂で子供と食事している父親を射殺するシーンなど、日本映画やドラマで見られるようなシーンをそのまま借用しているという指摘も出ている。劇中でソ・ジソブがキム・ジョンウンに惹かれるきっかけも、因果関係が明確でなく、ストーリー展開にも問題がある。

暴力性と日本色が濃いこのミュービーは、地上波はもちろん、ケーブル放送局も「オリジナルをそのまま放送することはできない」という構えだ。

MBC審議室のカン・ジョンミン次長は「額に銃弾の穴があいたシーンがそのまま映されているだけでも、放送不可と判定される可能性が高い」「チョ・ソンモ側が、再審議を要求する場合、問題のシーンを削除もしくは修正する方向になるだろう」と語った。地上波放送より審議規定がゆるいとされるケーブル放送局も、オリジナルをそのまま放送するのは難しいという反応である。音楽チャンネルのm.net関係者は、「ミュービーの状況設定があまりに露骨なきらいがある」「自社審議を経て、問題になり得るシーンはモザイク処理したり、別の映像で差し替えねばならないだろう」と説明した。

このミュージックビデオを制作したチャン・ジェヒョク監督は、日本色の濃い暴力性についての指摘に「大して気にせず、作品にだけ集中した」「まずケーブル音楽チャンネルでの放送のため、審議を申請している状態」とコメントしている。

CopyrightsⓒHerald Media & etimes Syndicate & wowkorea.jp
Copyrights(C)Herald Media & etimes Syndicate & wowkorea.jp 0