芸能界に波乱を巻き起こした芸能人Xファイル“広告モデルデータベース構築のための社外専門家Depth Interview結果報告書”の調査を依頼した第一企画が、この資料の流出に対する立場を明らかにした。

第一企画は、広告モデルの選定過程において、体系的なデータによる先進化・科学的な広告モデル戦略を広告主に提案するため、モデルの情報データベースを構築するためのイメージ調査作業を2004年から着手してきたものと伝えられている。

この作業は、全5回にわたって消費者1,000人を対象に、該当芸能人の現在の地位、好感度、選好度、業種および広告主イメージへの適合性の調査を、昨年10月21日、調査専門会社の東西リサーチに依頼、韓国内の有名芸能人たちの調査を依頼したものであることがわかった。

これに対し、東西リサーチは、昨年10月27日から11月10日まで10人の韓国芸能関連記者とレポーターを対象に、専門家インタビューを実施、芸能界の動向、有望芸能人別長・短所、今後の活動予定および業界における噂などを把握した。

東西リサーチで実施したインタビュー調査基礎資料は、11月23日、担当者によって第一企画に伝えられた。

内部検討作業を行った第一企画は、調査結果にはデマが多いと判断、資料受領当日(23日)、担当者に問題の部分の削除およびモデルの今後の成長可能性を中心に修正した資料を提出することを要求していたという。

しかし事件が報道された当日の1月19日現在、第一企画側は、要請した修正資料を提出されなかったと伝えている。

資料流出の事実が報道されると、内部調査に着手した第一企画側は、自社から流出されたものではないことを確認した。第一企画の関係者は、「結局ネットから流出されたものと判断され、IP追跡を行い、東西リサーチ職員が流出させたということを突き止めた」と説明した。

この関係者は「東西リサーチ側から自白書を提出してもらい、今回の事件と関連し、精神的な苦痛を受けている芸能人と関係者たちの被害を最小化するため、対策を立てている」とコメントしている。

-以下は資料流出に対する第一企画の立場の全文

<広告モデル関連資料流出に対する第一企画の立場>
2005.01.19

1. 第一企画モデル情報データベース(C-CAST)構築の背景
-広告において、モデルが担う役割およびその波及効果は非常に大きく重要だが、広告モデルの選定において、個人の主観的判断に依存するなど、問題が多い。

-これに対し、弊社は、体系的なデータによって、先進化された科学的な広告モデル戦略を広告主に提案するため、モデル情報データベースであるC-CASTの開発と、モデルのイメージ調査作業を推進。

2. モデル情報データベースの構築経過
-弊社はより客観的な調査のため、外部調査専門機関である東西リサーチ社に依頼、調査を進行。

-調査は2004年に5回にかけて、全国の消費者1,000人を対象に、芸能人の現在の地位、好感度、選好度、業種および広告主イメージへの適合性を調査。上記調査資料を基に、2004年6月に第一企画社内データベースが開通。

-上記調査の補完調査として、2004年10月、関連業界専門家10人を対象に有名広告モデルに関するインタビュー調査を追加実施。

3.データベース調査資料の活用
-データベース内の全ての調査資料は統計的な分析作業を経て、消費者たちの該当モデルに対する好感度、信頼度、業種別適合性を判別し、科学的なモデルキャスティングのため活用。

-また、専門家インタビュー調査資料は、消費者アンケート調査資料を補完する内部での参考資料としてのみ利用。

4.専門家インタビュー調査以来内容(東西リサーチ)
-今回、資料の一部が流出された専門家インタビュー調査は昨年10月21日に、東西リサーチに依頼したもので、芸能界の動向、有望芸能人別長・短所、今後の活動予定および業界における噂などを調査内容としている。

-調査対象となった芸能人は、既存の有名芸能人99人と、今後有望と判断される新人タレント10数人。

5.調査の進行・経過
-インタビュー調査の基礎資料は、去る11月23日、東西リサーチ担当者から弊社に伝えられ、内部検討作業を実施、その結果、内容には事実とは関係のないデマが多く、資料受領当日(23日)、担当者に問題の部分に対する削除およびモデルの今後の成長可能性を中心とした修正資料の提出を要求。

6.第一企画の立場
-今回流出した資料は、調査資料のインタビュー内容の一部で、事実を正確に確認できない中間レベルの調査結果物。
当然資料を作成した調査会社や弊社が公式発表の予定のない内容であったにもかかわらず、弊社の意図とは関係なく1次資料が流出されたもの。これに対する調べによると、現段階では東西リサーチ社側から流出されたものと把握。

-今回の流出資料は広告モデル選定の科学化のため、製品とモデルのイメージ適合性を判断する補助資料として活用するためのもの。

-また、その内容も、事実に根拠するものより、噂やデマに止まるものと判断。よって資料内でも“噂”と分類。

-今回の事件と関連し、精神的に苦痛を受けた該当芸能人と、関係者の皆様にお詫び申し上げる。被害を最小限にくい止めるため、弊社では多方面において尽力する。

Copyrightsⓒgonews&etimes Syndicate&wowkorea.jp
 0