交通事故で傷もなく死亡した妻…殺人・死体遺棄の容疑で夫を拘束=韓国(画像提供:wowkorea)
交通事故で傷もなく死亡した妻…殺人・死体遺棄の容疑で夫を拘束=韓国(画像提供:wowkorea)
カンウォン(江原)トンヘ(東海、日本海)で陸軍下士官が乗用車を運転中に単独事故を起こし妻が死亡した事件と関連し、他殺が疑われる状況を発見した軍当局が下士官を殺人の容疑で拘束した。

26日韓国軍当局などによると、陸軍某部隊に所属するA元士(47)は殺人と死体遺棄の容疑で23日に拘束された。

事件が起きたのはことし3月8日午前4時58分ごろだった。この日、東海市でA容疑者が運転していた乗用車が擁壁に衝突し、助手席に同乗していた妻のBさん(41)が死亡した。しかし事故の調査過程で不審な部分が発見されたことで、犯罪が疑われる状況が濃くなった。

捜査当局は事故当時、Bさんの足首の骨が皮膚を突き破って出る程度にひどく骨折していたにもかかわらず、血痕はほとんどなかった点などを根拠に、生きている状態での死ではない可能性があると判断した。事故地点のCCTV(防犯カメラ)などを分析した警察は、A容疑者が毛布に包まれた状態のBさんを車に乗せる様子を確認した。事故の直前にA容疑者の車が事故地点の周辺を数回にわたり行き来する様子も確認された。

A容疑者は事故直後に病院で会った警察官らに居眠り運転をしたと陳述したが、捜査当局は当時A容疑者が飲酒状態ではなかった点、事故地点が下り坂ではなかった点などをもとに国立科学捜査研究院にBさんの遺体の解剖を依頼した。

その結果、Bさんの死因は頸部圧迫と多発性損傷と確認された。Bさんが死亡する前、何かに首を押さえつけられた痕跡があったという。

その後の捜査の過程でA容疑者の主張は二転三転したと伝えられた。A容疑者は容疑を否認しているという。

Bさんの遺族らは、「(A容疑者は)事故当日に居眠り運転だと言ったが、その後『警察がBさんの死亡が不審なため解剖すると言った』という事実を伝えると突然、(Bさんが)自殺をしたと主張を変えた」と伝えた。また、「われわれ家族は毎日苦しみの中で過ごしている」とし、真実の究明を求めた。

また、「事件当日、A容疑者の債務問題により口論になったことで事件が起こった」と主張していると伝えられた。
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