今回が1回目の調査で、対象の89人のうち80人は、北朝鮮が最初に核実験を実施した2006年以降に脱北した咸鏡北道吉州郡と近隣の出身者796人からの希望者。残り9人は、韓国政府が17年と18年に脱北者40人を対象に行った被ばく調査で何らかの意味ある結果が得られた人たちだ。
今年2月に韓国の人権団体「転換期正義ワーキンググループ」は、豊渓里核実験場近くの住民が放射性物質にさらされた可能性を指摘する報告書を公表した。これを受け統一部は先月、同地域出身の脱北者に対し被ばくの全数調査を実施する方針を発表した。来年以降も調査を継続する方針だ。
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