プサン(釜山)地裁西部支院刑事2単独のペク・グァンギュン判事は13日、ストーカー処罰法違反、軽犯罪処罰法違反などの疑いで裁判にかけられた60代A被告に懲役1年6か月と罰金10万ウォン(約1万円)などを言い渡したと明らかにした。
A被告は2021年11月から2022年4月、釜山にある自分の住居地で140回余りゴムハンマーで壁や天井を叩き、さらにスピーカーを天井に付けて騒音を出すなど上の階に住む夫婦を持続的に苦しめた疑いで裁判にかけられた。
A被告は普段から、上の階の夫婦と騒音トラブルで葛藤を経験し、このようなことをしたことがわかった。上の階に住む夫婦も老夫婦で騒音は自分たちが出したものでないと抗弁したが、A被告は報復行為を止めなかった。
上の階の夫婦は今回の判決が出る前にも数回A被告を警察に通報したが、騒音トラブルを処罰する法律は最大50万ウォンの罰金が科される軽犯罪処罰法しかなく、A被告の行動を防ぐには限界があった。
しかし、2021年10月、ストーカー処罰法が施行され、悪意的かつ持続的な騒音トラブルも処罰対象に入ることになった。
裁判所はA被告が裁判にかけられた後も犯行を否認し、同じ過ちを繰り返している点を勘案して、重刑を下した。
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