「無料マッチング、お会いしましょう」・・・ロマンス詐欺の被害が増加=韓国(画像提供:wowkorea)
「無料マッチング、お会いしましょう」・・・ロマンス詐欺の被害が増加=韓国(画像提供:wowkorea)
「マッチングサイトに会員登録して予約申請すれば、無料で会うことができます」

最近韓国ではインスタグラムとマッチングアプリなどSNSを通じた「無料マッチング」の被害者が続出している。美しい女性の写真のアカウントで不特定男性をフォローしてメッセージを送って親交を深めていく。しかし大半が金銭を要求する詐欺犯罪である「ロマンス詐欺」の手法の一環だ。

30代会社員男性カン某氏は「無料イベント」という言葉に惑わされ提案を受諾した。相手の女性には、あるウェブサイトにアクセスして会員になることを提案された。ひとまず基本価格15万ウォン(約1万5000円)を入金すれば、直ちに払い戻しをして無料で出会いが可能なイベントだと説明されたという。

カン氏は特に疑いもなく好奇心で15万ウォンを入金した。すると、しばらくしてカン氏はこのサイトの管理人という人から保証金名目で45万ウォン(約4万5000円)を追加入金しなければならないという連絡を受けた。「会った後、保証金を返す」という言葉に入金したカン氏は、相手の女性の保証金も必要だとして45万ウォンをまた要求された。

その後「予約費払い戻しの処理過程でエラーが発生した」などの連絡と共に追加入金要求が続いた。

おかしいと思ったカン氏は払い戻しを要求したが、該当サイト運営者側は「あなたのせいで決済・保安システムが作動しなかった」として「サイト正常化のために追加入金しなければ損害賠償請求訴訟を提起する」とむしろ脅しをかけた。

カン氏は「結局、貸し付けまで受けて総額1000万ウォン(約100万円)を入金したが、まだ返してもらえずにいる」と吐露した。

専門家たちは最近、類似の手口の詐欺が増えており、直ちに申告して被害回復に乗り出さなければならないと強調した。ソウル・ソチョ(瑞草)区瑞草洞のある弁護士は「無料マッチングという詐欺犯罪で最大4000万ウォンまで恐喝された依頼人もいた」とし「現行法上では処罰規定がないため、直ちに法律専門家との相談を通じて口座振替内訳書とやりとりしたメッセージなど証拠資料を持って警察に申告し、被害回復に集中しなければならない」と助言した。
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