韓国で、3・1節に日章旗を掲げた牧師は、与党“国民の力”の党員であることがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国で、3・1節に日章旗を掲げた牧師は、与党“国民の力”の党員であることがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国で、3・1節(1919年3月1日の三・一独立運動を記念する日)にアパートのベランダに日章旗を掲げことで物議を醸した牧師は、与党“国民の力”の党員であることがわかった。このことを確認した与党側はこの牧師に離党を勧告し、結局離党した。

イ・チョルギュ(李チョル圭)与党事務総長は24日、韓国のラジオ番組に出演し、セジョン(世宗)市で3・1節に日章旗を掲げた牧師A氏は、自身が与党の党員だと明らかにしたことについて「確認したところ、党員であった」と認めた。

イ事務総長は「わが党の構成員たちの一般的な常識とは相反する突出した行動であったことが確認されたため、直ちに党務委員会を招集し世宗支部で懲戒処分を下した後、離党勧告をした」とし「(A氏は)すぐさま離党した」と語った。

イ事務総長は「わが党は党費を3か月以上支払っている責任党員82万人などを含め党員は400万人にもなるが、その一人一人を把握しているわけではない」とし「入党する時、資格審査がきちんとなされるシステムでもない」として理解を求めた。

A氏は日章旗掲揚による物議を醸した後、ある保守団体の主催する “少女像(慰安婦像)撤去要求集会”に参加し「日章旗を掲げたことに何の過ちがあり何の不法があって、ひざまずき謝罪しなければならないのかわからない」とし「日本という国に対し、なぜこれほどまでに大騒ぎするのか。平凡な小市民としてあまりにも残念だ」と語った。

つづけて「少女像は彫刻家の誤った歴史認識と、日本に対する敵対心が投影された偽りと憎悪の象徴物であり、慰安婦詐欺劇の宣伝道具にすぎない」とし「偽りと憎悪の象徴である少女像を直ちに撤去せよ」と求めた。

A氏はその後、あるメディアとのインタビューで、3・1節に日章旗を掲げた理由について「韓日関係が友好的に進めばという思いだった」とし「和解と平和の象徴だと考えた」と伝えた。

A氏は、今月1日に世宗市にある自宅のベランダに日章旗を掲げたことで物議を醸し、これを抗議しにきた住民たちに向かって「ユ・グァンスン(柳寛順:独立運動家)は実際の人物なのか。柳寛順とされる写真の人物は窃盗犯だ」などの発言をしたことで非難を受けた。

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