イ・ジェミョン(李在明)共に民主党代表が19日、最近劣悪な環境で勤務する移住労働者たちの状況について「移住労働者のコリアンドリームがコリアン悪夢に変わるよう放置してはならない」と明らかにした。

李代表は自身のSNSを通じて「最も困窮した境遇にいる人々への態度は社会全体の品格を表す。故に周りにいる移住労働者たちが置かれた現実を見ると、大韓民国を先進国と呼べるのか疑問に感じるほどだ」と記した。

李代表は、キョンギド(京畿道)ポチョン(抱川)の農場で働いて亡くなったタイの移住労働者および農場主が不法滞在者を雇用していることが明らかになるのを恐れて遺体を遺棄した事件、今年2月にまき火で二酸化炭素中毒死したチョンブク(全北)コチャン(高敞)のタイ人移住労働者夫婦の事故などに具体的に言及し、環境改善の必要性を強調した。

李代表は「『どうせ出稼ぎに来たのだから』、『ほとんどが不法滞在者』と個人だけに責任を負わせるには、移住労働者は既に韓国経済を支える必須の存在になっている。3D業種〈つらい(Difficult)、汚い(Dirty)、危険(Dangerous)な仕事の意〉のほとんどが移住労働者に依存しており、製造業工場や農家の場合、移住労働者なしでは運営が不可能なほどだ」とし「それなのに、その重要性に比べて移住労働者の処遇に対してあまりに無関心だ。身分が不安定だという点を悪用した人権侵害と労働搾取があちこちで行われている」と指摘した。

また「ユン・ソギョル(尹錫悦)政府は移民庁の設立を急いでいる。単純に労働力供給という観点を超えて移住労働者への合理的な処遇保障が緊急だ」とし、「京畿道では農漁村地域の移住労働者の宿舎実態を全て調査したことがある。政府レベルの実態調査を実施し、これをもとに制度的改善策を樹立することを移民政策の主な課題とする必要がある」と強調した。

李代表は引き続き「過去、大韓民国の労働者と青年たちも雇用を求めて海外各地で苦しみを経験し、その苦しみの上に大韓民国が経済強国へと成長した」とし「家族扶養のために遠く離れた異国へと発った大韓民国国民が尊いように、移住労働者たちのコリアンドリームがコリアン悪夢となるようにしてはならない」と話した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 91