<インタビュー>ラムダ256「ブロックチェーン大衆化が究極的目標」…3段階の成長戦略を推進(画像提供:wowkorea)
<インタビュー>ラムダ256「ブロックチェーン大衆化が究極的目標」…3段階の成長戦略を推進(画像提供:wowkorea)
■ラムダ256と簡単な自己紹介をお願いします。
ラムダ256はドゥナムのブロックチェーン専門子会社です。ブロックチェーンの大衆化が私たちの設立目標です。ブロックチェーン技術を必要とする組織や会社を支援したいと考えています。発足して5年が経ちましたが、これまでSAS型ブロックチェーンサービスであるLuniverse(ルニバース)を開発して市場に供給しており、今はSTOやNFTに力を入れています。

■ラムダ256は年間売上が3.6倍ずつ伸び、不景気にも去年100億ウォン(約10億円)の売上を達成しました。2022年に最も力を入れた事業は何で、どのような成果を成し遂げましたか?
私たちはブロックチェーン技術を供給するための会社です。そのため暗号資産(仮想通貨)を発行するモデルで事業を進めることはありません。暗号資産市場が冬に入りましたが、ブロックチェーン技術を必要とするところは増えています。私たちはクラウド型ブロックチェーンサービスを目指していますが、これを望む会社が多かったです。それで銀行や複数の会社に当社の製品Luniverseを供給しているため、厳しい時期にもかかわらず、売上的にも質的にも成長したようです。

■ことし初め、ブロックチェーン業界を含めた資産市場のホットキーワードは「セキュリティ・トークン・オファリング(STO)」になりそうです。 まず、STOが不慣れな購読者の方に簡単に一言で説明していただけますか?
暗号資産は特定サービスの使用権限をトークンという形態で発行して、その価値をやりとりして取引する市場なら、トークン証券は資産に対する所有権、収益配分、配当権などを主張できる権利をブロックチェーン技術で表現したものです。このような技術で作られた市場をトークン証券市場と呼ぶことができます。

所有権をその会社で発生した収益を配分する権利を言うこともあり、資産自体に対する所有権も言うことができます。有形無形、絵画、不動産、金、銀などの資産価値として認められるすべてのものはトークン形態で作って流動性を供給することができます。

■新しい材料として浮上するSTO、ラムダ256がその事業の先頭を引っ張っていると思います。まず4月に予定されているSTO発行計画から聞いてみることができますか?

政府からトークン証券に関するガイドが出ました。2017年3月に初めてSECで暗号資産形式の定義が作られ、証券が多く言及されたので、5年ぶりにこのように市場が本格的に開かれたのです。私たちはこれまでSTO分野で3年前からいろんな経験や投資をしてきました。幸い、その技術自体が市場を足場に鼓舞的に運営されています。4月にLuniverse STOというプラットフォームを発行する予定です。すでに新韓投資証券を通じてSTOプロジェクトを進めていますが、今は対外的に披露できるようになりました。Luniverse STOというプラットフォームは、技術や運営など様々な面でトークン証券市場を安定的に享受できる技術やノウハウが盛り込まれているソリューションだと言えます。

■新韓投資証券とも協力中ですね、Luniverse STOプラットフォームも発売する計画だと聞きました。
Luniverseの基本的な枠組みは、よく言われるクラウド上でブロックチェーンを簡単にインストールして運営できる技術です。LuniverseはイーサリアムからAptos、ソラナなど複数のチェーンを簡単に活用できる技術です。Luniverseを活用して作れるのが代表的なNFTとSTOです。今回公開するLuniverse STOはLuniverseを基盤にして簡単にSTOを発行・運営できるようにするサービスです。 今の政策を見ると、発行と流通が分離されていますが、これらすべてに総合的なセットとしてソリューションを提供することができます。

■STOが制度圏に完全に入るまでに整備されるべき部分があると思いますが、どのような点でしょうか。
まだガイドが出た状態で、詳しい案が出ていない状態ではありますが、一つの願いはあります。作られる詳しい規制案が産業を活性化させる方向に出てほしいです。

■STOが最も活性化される部分は、不動産や美術品だと思いますが。他にもどんな分野で活用性が期待できるでしょうか。
無形資産というもの、音楽の著作権を挙げることもできます。 特許、ノウハウ、ユーチューバーのレシピなど、すべてを資産にすることができます。

■STO以外にもことしブロックチェーン業界のホットなキーワードを挙げるならば?
NFTならばブランドNFT、トレンドの中ではWeb2.5を考えています。従来のNFTなら美術品などの著作権をブロックチェーンで表現し、国境を越えて取引できるものでした。今はスターバックスのような伝統的な企業がNFTを活用して本人たちのブランドを強化し、補償システムを開発する方向に動いています。ブランドをNFTにして単純に売るのではなく、自分たちの真のファンを作り、彼らに多様な恩恵を与えながら新しいコミュニティを作ったりもします。NFTをよりよく活用できるロイヤリティシステムとも言えます。単にブロックチェーンを暗号資産としてのみ見るのではなく、ブランドがより大衆的に使える事業アイテムです。

■2023年、ブロックチェーン業界で最も期待されるニュースは何ですか?
暗号資産市場自体の冬が長くなっていますが、その中、玉石を分ける作業が進んでいると思います。半減期が終われば、より健康で生存した企業が技術を跳躍させる機会が来ると思います。その時になればブロックチェーン技術が暗号資産、ブランドNFT、STOなど多様な形態になって大衆的に使われると思います。

■2023年、コイン市場の展望はどうご覧になっているのかも気になります。
今がもう4回目くらいのクリプト冬です。半減期を考えると1.5年くらいかかるんじゃないかと思います。あまりにも景気との関連性もあって、楽観的に見るにも否定的に見るにも困難があるようです。

■2023年、ラムダ256のグローバル成長戦略を聞くことができますか?
全部で3つ言いたいです。まず、Luniverseというブロックチェーンのクラウドインフラサービスをグローバルに拡張させることです。昨年NOVAを作って、ことしグローバル発売を準備中です。2つ目にブランドNFT領域を拡張しようと思います。昨年発売したCYPHRLYを強化する作業をしています。また、内部にNFTスタジオを作っています。NFTの製作から取引までトータルソリューションを提供する予定です。最後に、STOまで3つの軸でお話ししたいと思います。グローバル的にはNOVA、CYPHRLYに市場を広げていこうと思います。

■最後に月間ブロックチェーンの読者にひと言お願いします。
ブロックチェーントゥデイはブロックチェーン技術を着実に紹介しています。ブロックチェーントゥデイを通じてごあいさつすることができて、感謝しています。これから広がる新しい領域を見ながら、これからの新しい春を待っていただければと思います。また、ラムダ256にも引き続き関心をお願いいたします。

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