「亀尾3歳女児死亡事件」女児の実母が釈放…「お寺で100日の祈祷を」=韓国(画像提供:wowkorea)
「亀尾3歳女児死亡事件」女児の実母が釈放…「お寺で100日の祈祷を」=韓国(画像提供:wowkorea)
「クミ(亀尾)3歳女児死亡事件」の実母が2日、破棄差し戻し審で懲役刑と執行猶予が宣告され釈放された。

当初、女児の祖母とみられていたものの、その後女児の実母であることが明らかになったソク被告(50)は、2日に破棄差し戻し審が開かれたテグ(大邱)地方裁判所に出廷し、「今は食べたいものも、したいことも、行きたいところもない」とし、「お寺に行って100日の祈祷でもしたいと思っている」と話したという。

ソク被告の娘であるキム受刑者(24)に会いに行く考えはあるかとの質問に、「中にいる間、娘と同世代の人を見るだけでも涙が出た」とし、「当然、娘に会いに行くべきだと思っている」と答えた。

2年前、亀尾で3歳の女児が死亡した状態で発見された事件は、女児の祖母だと思われていたソク被告が実母であることが明らかになり、衝撃を与えた。しかしソク被告の「子どものすり替え」容疑は無罪と判断されたことで、事件は迷宮入りした。

1、2審裁判部はDNA分析の結果と状況証拠を認定し、子どものすり替え容疑を有罪と判断し、懲役8年の刑を下した。

しかし最高裁判所の判断は異なった。キム受刑者が生んだ子どもとすり替えたという点を立証する直接証拠がないため有罪とみるのは難しいと判断した。

破棄差し戻し審が行われた大邱地方裁判所もこうした最高裁の意見を反映し、ソク被告の未成年者略取の容疑は無罪、死体隠匿未遂の容疑に対しては懲役2年、執行猶予3年を宣告した。

すり替えられた子ども、つまりキム受刑者が生んだ子どもの行方はわからないまま結論が下されたことになる。

一方、ソク被告が生んだ子どもを自身の娘だと思い育てた後、放置して死亡させた容疑(殺人および児童福祉法違反)で起訴されたキム受刑者は控訴審でも懲役20年を宣告され、最高裁判所の上告を放棄したたため、刑が確定した。
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