半導体輸出減少に伴う韓国の経済成長率の下落幅(画像提供:wowkorea)
半導体輸出減少に伴う韓国の経済成長率の下落幅(画像提供:wowkorea)
大韓商工会議所は25日、半導体の輸出が10%減少した場合、韓国の経済成長率は0.64%下落すると報告書で発表した。

韓国銀行は、ことしの韓国の経済成長率を1.7%と予測している。同報告書はこれを基に、半導体への依存度が高い韓国の経済状況を鑑みれば、半導体輸出の鈍化が予想を上回った場合、ことしの経済成長率は1%台前半まで下方修正されるとした。

昨年7~9月期に始まった韓国半導体産業の景気停滞は、ことし下半期まで続く見込みだ。韓国産業研究院によると、ことしの半導体輸出の減少率はマイナス9.9%。半導体輸出の減少率は、ことし上半期が前年同期比マイナス16.8%と底を打ち、下半期もマイナス2.2%と低迷が続く展望だ。

これに伴い2022年における半導体の設備投資額は54兆6000億ウォン(約5兆7610億円)で、前年比7%減少したのに続き、ことしも51兆8000億ウォン(約5兆4656億円)と5.1%減少すると予測されている。

大韓商工会議所のキム・チョングSGI研究委員は「世界の半導体産業では急速な再編が進み、各国が半導体産業の競争力強化に向け動いている。そんななか韓国企業が市場での地位を維持するには、積極的な投資による次世代半導体の標準技術の確保や、先端技術の開発などが必要」と話した。

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