キム・ギヒョン国民の力議員(画像提供:wowkorea)
キム・ギヒョン国民の力議員(画像提供:wowkorea)
韓国軍内の性犯罪がここ数年間急増していることが分かった。

国会国防委員会所属のキム・ギヒョン国民の力(与党)議員が9日、国防部と陸海空軍本部から提出を受けた資料によると、昨年の軍内の性犯罪は705件で、2019年(338人)と2020年(463人)に比べて大きく増えたことが分かった。今年1~6月の上半期だけで333件に達した。

軍別に見ると、陸軍は2019年の229件から2021年は478件に性犯罪が108.7%増加し、同期間に海軍も74件から152件に105.4%増えた。空軍は35件から75件へと114.3%増えた。

この3年間、全体性犯罪1839件のうち、1187件(64.5%)が陸軍、440件(23.9%)が海軍、212件(11.5%)が空軍部隊で発生した。

性犯罪者に対する軍当局の措置を見ると、全体1839件のうち、760件(41.3%)が起訴処分され、634件(34.5%)が不起訴処分を受けた。

起訴処分率は空軍が62.7%で半分を超え、陸軍40.2%、海軍34.1%だった。

陸軍の場合、同性間のセクハラ事件が毎年発生していることが分かった。

キム議員が国防部から提出された資料によると、陸軍で摘発された同性間セクハラ事件は2018年5件、2019年2件、2020年4件、2021年3件、今年上半期2件だった。

キム議員は「軍は性犯罪が発生するたびに再発防止を約束したが、むしろ事件数は毎年増えている。軍が完璧な戦闘態勢を常時維持するためにはより厳格な軍令で軍綱紀を確立していく必要性がある」と述べた。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 83