元慰安婦のイ・ヨンス(李容洙)氏(94)が、ナンシー・ペロシ下院議長との面会を求めて国会警護員から制止された際、負傷した事件と関連して警察が立件前調査に着手した。

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 5日、警察によるとソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)警察署は前日(4日)現場にいた国会事務所警護企画官室の職員らに対して、暴行容疑の適用を検討している。

 前日、李氏はペロシ議長に面会を求めて国会前で待機していたところ、警護員から「動線から少し移動してほしい」と要請された。当時、警護員らが李氏が乗っていた車椅子を動かそうとしたところ、李氏はバランスを崩して車椅子から地面に落下したという。

 この事件について、元慰安婦問題ICJ回付推進委員会側は「李氏が『(その場から)離れない』と抵抗すると、警護員らは地面に転落した李氏の両足をつかむなど、いざこざを起こし、李氏が動けないようにした」とし、「この過程で、李氏は地面に倒れ込むなど精神的にもショックを受けている」と明かした。

 委員会側の主張に対して、警護企画官室は「事前の約束がない面会を試みようとすることは、外交的な問題に発展する懸念があるため、出入り許可を受けていない人物として原則的な統制を行なった」とし、「無断で占拠していた李氏を警護上の理由で動線外に案内しようと努力した」と説明している。

一方、警察関係者は「迅速に証拠資料を確保し、すべての可能性を排除せずに慎重に捜査する方針」と伝えた。

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