「コロナ再拡散で海外旅行が減るか」…航空業界はやきもき=韓国(画像提供:wowkorea)
「コロナ再拡散で海外旅行が減るか」…航空業界はやきもき=韓国(画像提供:wowkorea)
「新婚旅行も海外に行けず、今度の夏休みには必ず外国に行きたかったのに」

プサン(釜山)市に住む30代公務員のAさんは、近づく夏休みに夫と一緒に海外旅行に行こうとしたものの、心は複雑だ。最近、コロナの再流行につながるオミクロン下位変異の海外流入検出率が70%まで上がったことに加え、再感染の事例まで増え、海外旅行に行くのが負担になっているためだ。

Aさんは「今年初めから夏休みには東南アジア諸国に(行こうと)注目していた。しかし、海外旅行以後に感染した場合、少なくとも10日ほどは会社に出勤できず、隔離などで時間・金銭的被害も大きいと思うので行かないことにした」と述べた。

来月、グアムに胎教旅行に行こうとした20代のキム某さんも結局、日程を取り消した。キムさんは「会社の同僚がヨーロッパ旅行に行ってきた後、感染したというのを聞いて不安になった。お腹の中の赤ちゃんの健康を考え、違約金を払ってでも航空券を払い戻しした」と述べた。

13日、航空業界などによると、本格的な夏休みを控え、コロナ事態が再拡散すると、インターネットの旅行コミュニティには航空券を予約したり、海外旅行を計画していた人たちの悩みを盛り込んだ書き込みが数件掲載された。

掲示文には「いっそ冬に旅行を先送りする」、「今年もチェジュド(済州島)に行く」など、すぐに海外旅行に行くのは負担だという文章が多く目についた。このような状況が続き、久しぶりに活気を取り戻した航空業界も緊張している様子だ。

キメ(金海)空港の場合、昨年11月に釜山から出発するグアム、サイパン路線を再運航し、国際線路線の運航を再開したものの、開業して半年が過ぎた時点でコロナの再拡散により、再び旅行客が減るのではないかと懸念している。

航空業界関係者は「7月から夏休みシーズンが本格化し、すぐに航空便を大量にキャンセルするなどの事態は発生しなかったものの、今後海外旅行客の新規流入が減るかと心配だ。海外旅行に行こうと航空便を予約する時にためらう人はますます増えるだろう」と述べた。

この関係者は「航空業界の立場ではコロナの拡散傾向を注視し、政府指針に従って対応していく他はない状況」と懸念している。

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