KAISTの小型衛星が分離に成功、双方向の交信はこれから=韓国(画像提供:wowkorea)
KAISTの小型衛星が分離に成功、双方向の交信はこれから=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国製ロケット「ヌリ号」が太陽同期軌道に打ち上げた性能検証用の衛星に関し、チョソン(朝鮮)大学チームのキューブサットに続いて、韓国科学技術院(KASIT)チームのキューブサットまで分離された。KAISTチームは2日9時、初の交信で朝鮮大学チーム(ビーコンからの信号を2回受信)より多い同10回を受信し、双方向の交信まで成功するかに注目が集まっている。

韓国航空宇宙研究院とKAISTは「キューブサットが送った情報から、電圧や温度などすべての正常だと確認された」と説明した。

衛星はハイパースペクトルカメラで地球を観測したイメージと、あらかじめメモリーに保存しておいたイメージを、地上局へと送る予定だ。研究チームは、衛星の状態が安定すれば、まずはキューブサットのメモリーにあらかじめ保存してあるイメージをダウンロードして、双方向の交信を行う計画だ。

KAISTの関係者は「まだ正確なデータを受け取っておらず言及はできないが、ビーコンからの信号を約10回受け取ったため、次回は双方向の交信まで行えることに期待している」と話した。

これに先立ち6月21日、打ち上げに成功した「ヌリ号」には、2019年開催の「第5回キューブサットコンテスト」で選出された4組の大学チーム〈朝鮮大学、KAIST、ソウル大学、ヨンセ(延世)大学〉が作ったキューブサットが搭載されている。

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