物価高騰のなか高級パックごはん販売、ハリムの戦略は通じるか=韓国(画像提供:wowkorea)
物価高騰のなか高級パックごはん販売、ハリムの戦略は通じるか=韓国(画像提供:wowkorea)
食品会社のハリムはこのほど、100%韓国産のコメと水で作ったパックご飯「ザ・美食」を販売した。

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同社の戦略は高級感だ。新鮮な自然食材で、最上級の製品を提供するという哲学の下、既存のパックご飯に入っていた添加物や副材料を不使用とし、自宅のご飯と同様の味を再現するため製造工程を改善した。

「ザ・美食」の価格は白米(210グラム)が2300ウォン(約231円)、玄米(180グラム)が2800ウォン(約281円)。これは、競合による同容量の製品よりも高い。CJ第一製糖の白米は1850ウォン(約185円)、オットギの白米は1380ウォン(約138円)で、24~66%高い水準だ。

業界では、物価上昇率が連日最大値を更新するインフレ下で、ハリムの戦略を疑問視する声が出ている。

消費者の反応もさまざまだ。オンラインコミュニティの利用者の間では「従来のパックご飯のような味やにおいがなくて満足」との反応がある反面、「パックご飯なんてどれも同じ。差はとくに感じられない」という評価も出ている。

ハリム産業のホ・ジュン代表取締役は、多少高価でも最上の食材による良質の製品のみを供給するという企業哲学を維持する計画を明かしている。

同社はことし、「ザ・美食」の売上高目標として450億ウォン(約45億1587万円)を掲げた。これはパックご飯市場の約10%を占める規模となる。

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